24年度鉄骨需要は全規模で減少
- 大型の事務所、工場分野が後退
年後半の回復に期待も不透明
国土交通省の建築着工統計による24年度の推定鉄骨需要量は前年比6・5%減の365万5321㌧で2年連続の400万㌧割れとなった。1960年代半ばのいわゆるわが国の高度成長期までさかのぼる記録的な水準であり、極めて厳しい需要局面を迎えた。
今後の需要展望に関しては、「今が大底で年後半以降に大型再開発が再稼働する」との見方は多い。ただ、国内外の経済情勢が不透明で、動向を注視する必要がある。
(写真=24年度の推定鉄骨需要量は2年連続の400万㌧割れに(規模・使途別推移))