鉄骨需要の伸び悩み傾向続く
- ファブの懸命な取り組み目立つ
稼働率や単価の格差拡大も
国土交通省の建築着工統計による25年度の鉄骨需要は4月が37万9000㌧、5月が29万1000㌧、6月が27万㌧、そして7月が25万8000㌧と4月以外、3カ月連続で30万㌧割れが継続、25年度に入ってからの需要に伸び悩み傾向がみられる。
景気回復の遅れや建設コストの高騰による投資意欲の減退が主要因とされるが、鉄骨ファブ業界は、受注物件の先行製作や同業社間の製作協力、付帯工事や改修工事の積極的な受注など稼働率の維持や収益確保に懸命に取り組んでいるのが実態。
(写真=写真は本文と関係ありません)