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需要は記録的な落ち込み示す

  • 業界の供給能力低下の指摘も
    需要、価格の流動局面が続く

 2023年度の鉄骨需要量は前年度比9・4%減の391万388㌧と400万㌧割れとなり、リーマン・ショックで需要が激減した09年度(約391万㌧)と同水準の記録的な落ち込みを示した。「コロナ禍に加え建設コストの高騰や人材不足、図面承認の遅れなどが大きく影響した」とする見方は多い。公共工事での入札不調に加えて、ここにきて大型再開発の工事中断・順延、計画の見直しなども散見されるようになり、需要の流動化に対する警戒感がこれまで以上に広がりつつあるのが現状だ。

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