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全国的に需要は下押し傾向

  • 関東、中部、近畿の影響大
    業界の懸命な取り組みが奏功

 国土交通省の建築着工統計から算定した24年度推定鉄骨需要量は約366万㌧で、このうち地区別では中部と四国が前年比15%以上の大幅減となった。ただ、地方は大型物件の出件数で大きく数値が変動するため、改めてその割合を数量でみると関東・中部ともに9万㌧減が目立つ。
 一方、直近5年の需要推移をみると、コロナ禍収束で期待が寄せられた21年度以降、3年連続で減少。全国的な落ち込みの中、特に需要比率が高い関東で21年比24・9%(約47万㌧減)の大幅減で、首都圏(東京、神奈川、千葉、埼玉)も同21・3%減(約27万㌧減)、さらに複数の大きな都市部を抱える中部(同22・6%減、約15万㌧減)や近畿(同23・4%減、約18万㌧減)の落ち込みが需要全体に与える影響は大きい。
(写真=直近5年 各地区鉄骨需要の推移)
直近5年 各地区鉄骨需要の推移

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