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需要鈍化で市況は下値寄り

  • 建材市場の動向
    新型コロナの影響じわり

 H形鋼やロールコラムなど建材主要品種の荷動きが精彩を欠き、市況は下値寄りの展開が続く。新型コロナウイルスの感染拡大により国内景気が減速しつつある中、建築用鋼材市場にも影響が出始めているようだ。
 東京五輪関連工事が一巡した後、都市再開発計画がずれ込んだほか、製造業の設備投資の先送りなどもあって大型案件の端境期が長期化、中小物件の動きも例年に比べて鈍く、建材品種の荷動きは低調だ。元々、20年度前半は建設市場の停滞が予想されていたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で鉄骨需要の下振れ、ひいては建材荷動きの一層の鈍化、市況軟化が懸念される事態となっている。
(写真=建材主要品種の荷動きが精彩を欠き、市況は下値寄りの展開が続く(写真は本文とは関係ありません))

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