鉄構技術記事詳細

2016年2月号 VOL.29 NO.333

・[特集1]露出柱脚・基礎工法
・[特集2]再開発プロジェクトの展望 Part.2
・[gallery]東京の街並み(八重洲編)
・[論文]新ダイビルの構造設計と施工
・[Report]IASS 2016 プレシンポジウムセミナー
・[Report]SASST(建築鉄骨構造技術支援協会)2015年 研修旅行報告
・[論壇]杭に関するいくつかの問題提起
・[人HUMAN]中原 理揮さん

・「露出柱脚」と「再開発プロジェクト」の2大特集

 「露出柱脚・基礎工法」と「再開発プロジェクトの展望Part.2」の2大特集。建築鉄骨構造技術支援協会(SASST)主催による「鉄骨技術フォーラム2015-鉄骨造建築物の設計・製作・工事監理における「なぜ?」に答える」は、連載第2回(最終回)。鉄骨製作に関する「Q&A」は即実務に役立つ内容に注目。昨年発生した横浜のマンション傾斜問題における杭について、藤盛紀明氏が連載頁で取り上げたほか、大氏正嗣氏は構造設計者の立場から論壇に寄稿いただいた。両氏は杭の設計・施工が抱える根本課題について核心に迫る。

・特集:露出柱脚・基礎工法

 「露出柱脚・基礎工法」は、鉄骨造建築の基礎部の主流である露出柱脚6工法と鉄骨製作・建方を省力化する1工法について、各メーカーが執筆。テーマは「鉄骨造建築の安全・安心」。掲載メーカーは、センクシア(旧・日立機材)、岡部/旭化成建材、日本鋳造、アイエスケー、昭光通商、構造工学研究所/扶桑機工、アークリエイトの7社。工法紹介は、技術的側面だけではなく、工法を採用した場合の設計・施工面における効果・メリット、さらに鉄骨製作のトータルコストダウンなどについても解説する「露出型柱脚の入門書」。

・「杭打ちデータ偽装」-なぜ発生したか、何が問題か?

 藤盛紀明氏は連載「建設関連産業の未来のための技術評論」で横浜のマンション傾斜問題における杭打ちデータ偽装について、専門分野の検査・計測・品質管理の分野を中心に論じている。大氏正嗣・富山大学教授は、論壇「杭に関するいくつかの問題提起」を執筆。大氏教授は「耐震偽装事件以来の業界を揺るがす問題」としつつも、「私は悪影響の心配よりも、今回の事件を希貨として業界意識の改善に利用すべきだと考えている。良い方向に転がるとの期待を込めていくつかの問題提起をしてみたい」と述べている。

特集1:露出柱脚・基礎工法

ハイベースNEO
 ――センクシア
ベースパック柱脚工法
 ――岡部/旭化成建材
NCベース柱脚工法「NCベースP」
 ――日本鋳造
ISベース柱脚工法
 ――アイエスケー
ジャストベース工法
 ――昭光通商
親子フィラー柱脚工法
 ――構造工学研究所/扶桑機工
KK-ONE工法による露出柱脚・基礎工法
 ――アークリエイト

特集2:再開発プロジェクトの展望 Part.2

再開発プロジェクトの展望 Part.2

・[gallery] 東京の街並み(八重洲編)

新ダイビルの構造設計と施工
 ――高強度鋼材を採用したCFT細柱
 ―――佐々木 隆允/石田 大三/吉澤 幹夫/大島 勇/岡 秀一
IASS 2016 プレシンポジウムセミナー「大規模集客施設と積雪被害」報告
 ――松岡 祐一/箕輪 健一/川口 健一
SASST 2015年 研修旅行報告
 ――田中 淳夫
杭に関するいくつかの問題提起
 ――大氏 正嗣
建築鉄骨構造技術支援協会(SASST)「鉄骨技術フォーラム 2015」
 ――鉄骨造建築物の設計・製作・工事監理における「なぜ?」に答える―<下>
 ―――田中 淳夫

●News

・大林組 高耐久性屋外鉄骨用耐火被覆工法「WFガード」開発
・戸田建設 特定天井に対応の耐震クリップ「ペアロッククリップ」
・安藤ハザマ・西武建設・コニシ 「鉄骨ブレース無溶接耐震補強工法」適用範囲を拡大
・新日鉄住金エンジニアリング 「まちなみ景観部門建築デザイン賞」受賞
・JSC 新国立競技場建設、12月に本体工事に着手
・建築ピボット 建築設計・製図CAD「DRA-CAD14シリーズ」新発売

●Event

・国際建設技術情報研究所 「スマートな建物たちのこれから-空間知能最前線」開催
・日本鉄筋継手協会 「平成28年新年賀詞交歓会」開催/構造計画研究所 「構造技術交流会」開き、最新の動向を学ぶ

●BIM News

・テクラ 「トリンブル・ソリューションズ」へ社名変更
・ブレンスタッフ 先端的建築設計拠点「(仮称)庄内BIMセンター」設立へ
・建築ピボット 3次元建築設計システム「i-ARM」新発売キャンペーン

●Project

・全国の建設プロジェクト―ビル/商業施設/工場/学校ほか
・全国の建設プロジェクト―Image 編
・全国の建設プロジェクト―月別分析:2015年10月
・横浜市 「横浜市市庁舎移転新築工事」17年夏着工

●Strutec Data

・2015年10月の都道府県別建築着工面積/2015年11月の建築着工面積

●Regular

・随筆168 わ:湾岸線
 ――深見 準一
・建設関連産業の未来のための技術評論
 ――第67回 杭打ちデータ偽装について
 ―――藤盛 紀明
・とある構造技術者がみた建築
 ――第5回 具象と抽象
 ―――大氏 正嗣
・真構造道場
 ――第6回 「社員を元気に」の巻
 ―――高橋 治
・リレーエッセイ 建築と私 232
 ――「突き上げや上下動地震に注目を」
 ―――川島 明

・人HUMAN 中原 理揮さん
2016-02-00
戸田建設 構造設計部 構造第1設計室 室長

●表紙
東京の街並み(八重洲編)
2016-02-01

▽サービスについてのお問い合わせ・お申し込みは、お電話またはフォームよりお願い致します▽

株式会社
鋼構造出版
ホームページからのお問い合わせはこちら