鉄構技術記事詳細

2017年5月号 VOL.30 NO.348

・[特集] 鉄骨ものづくりのいま。
・[論文] 法政大学富士見ゲート
・[gallery] 法政大学富士見ゲート
・[鉄のデザイン+α] 胎内市総合体育館
・[Topics] JSC 「新国立競技場」の建設工事現場を初公開
・[News] 大林組 工事完成イメージ作成-ARアプリ「FutureShot」開発
・[人HUMAN] 朝川 剛さん

「五輪需要」と鉄骨市場の底上げ、ものづくりに着目

 特集「鉄骨ものづくりのいま」は、東京五輪需要の先駆けとなる新国立競技場、競技施設建設の見通し、超高層建築・ホテル建設ラッシュなど、鉄骨市場底上げが期待される建設プロジェクトに着目。中小建築にスポットを当てた好評連載の「全国の建設プロジェクト」と合わせ、「鉄骨ものづくり」の土台となる建設市場を網羅。超高層建築の新規プロジェクト「豊島プロジェクト」、今年夏に着工が決まった大阪・梅田の再開発「ヨドバシ梅田」なども紹介。

・特集:鉄骨ものづくりのいま。

 フロントは「五輪需要」は鉄骨市場を底上げするか、東京の再開発ラッシュ-今年秋から本格化の2本立て。地下工事が完了し4月から基礎工事が始まった新国立競技場の建設に着目。今年8月から地上躯体工事、来年2月から屋根工事が開始される大型工事に期待が集まる。今年度、本格着工となる東京五輪競技施設の整備計画とスケジュールも紹介。「五輪特需」、さらに空前の観光ブームに対応し本格化する中・大型のホテル建設、大型病院建設にも着目する。

・法政大学富士見ゲート―鉄骨造の可能性求めた学校建築

 重厚さと耐震性能、ディテールの工夫とこれを実現するためのものづくり。法政大学富士見ゲートは、「3層の校舎を宙に浮かせたピロティ建築」の実現が構造計画のテーマ。このピロティ建築を実現するまでの構造決定のプロセスなど、S造大架構の設計と施工について構造設計者らが紹介する。高さ11mのピロティ空間をつくるためにその上部の3層(高さ15m)の校舎を梁せいとする大組みワーレントラス(大トラス)を桁行方向外側に設けて大スパン構造を可能にした。

特集:鉄骨ものづくりのいま。

「五輪需要」は鉄骨市場を底上げするか
 ――鉄骨約4万tの新国立競技場は今年夏に地上躯体工事に着工。競技施設も本格着工へ
 ―――編集部
東京の再開発ラッシュ
 ――今年秋から本格化
 ―――編集部
国土交通大臣認定の建築構造用鋼材一覧
鉄骨加工機械/溶接ロボット/溶接機器/溶接ワイヤ/CAD/CAM一覧

・[gallery] 法政大学富士見ゲート

法政大学富士見ゲート
 ――ピロティ建築を実現するS造大架構の設計と施工
 ―――原田 公明/田中 佑樹/内馬場 俊介/落合 昇

●鉄のデザイン+α

胎内市総合体育館
 ――アルキメデスの平面充填形が織りなす躍動空間
 ―――原 健一郎/金井 淳/平間 直樹/高山 秀勝/形山 忠輝

JSC 「新国立競技場」の建設工事現場を初公開

●News

・大林組 工事完成イメージ作成―ARアプリ「FutureShot」開発
・菊川工業 「オーダー金属建材」―金属加工の受注開始
・オートデスク 「Autodesk AutoCAD」シリーズ新バージョンを発売
・JFEスチール・日本インシュレーション けい酸カルシウム板耐火被覆厚の低減と認定取得
・JFEスチール 『JFEグループ 建材ナビゲーター』を発行

●Event

・今川憲英・東京電機大学教授が「最終講義」
・日本建築構造技術者協会 JSCAシンポジウム「構造デザイン」開催
・日本建築学会 ファシリティマネジメント・シンポジウム

●BIM News

・グラフィソフトジャパン 「ST-Bridge Converter for ARCHICAD」リリース
・オートデスク 「Autodesk Revit 2017」と「ST-Bridge」のデータ連携実現

●Project

・全国の建設プロジェクト―ビル/商業施設/工場/学校ほか
・全国の建設プロジェクト―Image 編
・全国の建設プロジェクト―月別分析:2017年1月
・東京建物・サンケイビル 「(仮称)豊島プロジェクト」の建設が本格化
・ヨドバシカメラ 「ヨドバシ梅田」一体開発、今年夏に着工
・森ビル 虎ノ門ヒルズ―超高層タワー2棟が着工へ

●Strutec Data

・2017年1月の都道府県別建築着工面積/2017年2月の建築着工面積

●Regular

・建設関連産業の未来のための技術評論
・第82回 シーメンスのインダストリー4.0
 ――藤盛 紀明
・とある構造技術者がみた建築
 ――第20回 技術と技能
 ―――大氏 正嗣
・真構造道場
 ――第21回 「建築アベンジャーズ」の巻
 ―――高橋 治
・リレーエッセイ 建築と私 247
 ――「空間における部材感覚・・」
 ―――髙松 圭

・人HUMAN 朝川 剛さん(東京電機大学 建築学科建築構造デザイン研究室 准教授)
201705-01

●表紙
法政大学富士見ゲート
201705-00

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