鋼構造ジャーナル記事詳細

2023年5月29日号 NO.2137

●民間工事では対策に遅れも/懸念広がる「24年問題」
●H形鋼、異形棒鋼とも横ばい/物調5月資材価格調査
●外国人材実態把握/経産省担当者が城南メタル(神奈川)視察
●住重横須賀工業(神奈川)見学/全構協・関東支部運営委
●「逸見賞」末次氏ら3氏受賞/CIW検査業協会が総会
●受験事業所数増への対応強化/AW検定協会西日本
●新社長登場/山大興業(大阪)・大西昌智氏
●鉄骨技術フォーラム⑥/ガセットプレートの隅肉溶接
●店売り向け2カ月連続据え置き/日本製鉄
●2カ月連続で全品種据え置き/東京製鉄

上限規制適用で繁忙期の稼働率低下が課題に

民間工事では対策に遅れも

懸念広がる「24年問題」

 大手ファブを中心に建設業と運送業の時間外労働の上限規制が適用される「24年問題」への懸念が広がっている。業界ではすでに対策を進めているファブも少なくない。繁忙期の技能者の労働時間制限で工場稼働率の低下が課題として取り沙汰されている中、現場管理者の長い拘束時間などの課題もあり、建設現場で大きな問題となることが懸念されている。特に運送業は一般則とは異なり特別条項で年960時間上限となるが、現状をみる限り、抜本的な改善が必要となろう。

外国人材の就労状況の実態把握

経産省担当者が城南メタル(神奈川)を視察

 鉄骨ファブで就労する外国人技能実習生の実態調査を目的に12日、経済産業省の担当者らが城南メタル(本社・東京都大田区、福士勝利社長、Mグレード)の川崎事業所(神奈川県川崎市川崎区)を視察した。
 同社を訪れたのは経済産業省金属課の佐藤俊輔課長補佐、同・中村綾乃氏、同・松田晃氏の3人で、同社の福士社長と村岡正樹専務が応じた。
(写真=技能実習生と懇談する場面も)

CIW検査業協会が総会

「逸見賞」末次氏ら3氏受賞

「20%の単価アップの実現を」

 CIW検査業協会(会長=安藤純二・ジャスト会長)は19日、東京都千代田区の大手町レベル21で2023年度通常総会を開催した。
 安藤会長は冒頭のあいさつで今期の課題として①20%の単価アップの実現②不正検査の撲滅③非破壊検査資格の合格率向上④JISZ 2305 2013経験期間解釈の解決策を模索⑤JIS Z 2305 2013の大幅な中断の対策⑥各種検査会社認定制度改善の申し入れ――を挙げた。
(写真=あいさつする安藤会長)

鉄骨現場溶接協会

総会議案を中心に審議

JIS溶接合同受験検討も

 鉄骨現場溶接協会(会長=原博之・原産業会長)は18日、都内で理事会を開き、総会議案を中心に今後の事業を審議した。
 理事会では6月9日に開催する通常総会に向けて総会議案を中心に審議。事業報告や事業計画、決算を確認後に承認したほか、予算案については一部変更し、総会までに修正する。また、任期満了に伴う役員改選については新体制の候補案を協議し、総会で承認を得る方針とした。
(写真=今後の事業を審議)

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