鋼構造ジャーナル記事詳細

2023年11月13日号 NO.2161 表紙

2023年11月13日号 NO.2161

●前年比16・5%減の195万3000㌧/23年度上期鉄骨需要量
●推定鉄骨需要量は約33万㌧/国交省9月建築着工統計
●ファブと商社で課題を討議/全構協・九州支部とH部会
●6県から16人出席して役員会/東北鉄構工業連合会
●大川スティール(新潟)を視察/静岡県鐵構工協組
●「大幅な中断」の解釈について紹介/CIW検査業協会
●「第34回支部交流会」を開催/全構協・四国支部
●Hグレード工場ルポ/冨永鋼建(宮崎)
●新社長登場/KS NET(大阪)・日比和彦氏
●「人材セミナー」を開催/長野県鐵構協組

23年度上期鉄骨需要量

前年同期比16・5%減の195万3000㌧

大型など全ての規模で前年比減に

 国土交通省の建築着工統計から算定した23年度上期(4~9月)の推定鉄骨需要量は前年同期比16・5%減の195万3000㌧となった。年度ベースでの半期200万㌧割れは22年度下期(197万9000㌧)に続いて2期連続となる。年度上期からは09年度上期(194万2000㌧)以来の水準となる。データ上では2期連続の減少という鉄骨需要量の落ち込みとなり、具体的に地方を中心に地元物件の減少や建設コストの高騰に伴う設計変更と工事の遅延が散見され、一部では「地場ゼネコンによる過当競争も起きている」という。

全構協・九州支部とH部会

ファブと商社で課題について討議

物流や価格などの問題を共有

 全国鐵構工業協会・九州支部(支部長=岩永洋尚・岩永工業社長)と同Hグレード部会(会長=赤木紀政・赤木鉄工所社長)は2日、福岡市博多区のオリエンタルホテル博多で九州域内の商社との懇談会を開き、物流や物件価格など課題について討議した。
 当日は各県理事長とHグレード部会の理事、商社の担当者らが6つのグループに分かれ、①鉄骨単価の現状と今後の仕事量②原価(工場加工、鋼材、建方、運搬、副資材、人件費など)の動向③物流の2024年問題——の3点について意見を交わした。
(写真=物流や物件価格など課題について討議)
物流や物件価格など課題について討議

東北鉄構工業連合会

村山会長『さらに結束を固める時期』

10月期役員会に6県から16 人出席

 東北鉄構工業連合会(会長=村山功・ムラヤマ社長)は10月31日、仙台市青葉区のホテルJALシティ仙台で『令和5年度10月期役員会』を開き、東北6県から役員16人が出席した。
 当日の審議事項は①東北地方整備局建政部との意見交換会②台風13号被害に対する見舞金③日本建設業連合会と建設産業専門団体連合会東北役員による意見交換④『諸物価高騰時の対応を求める文書』——など。
(写真=『令和5年度10月期役員会』のもよう)
『令和5年度10月期役員会』のもよう

全構協・四国支部

「第34回支部交流会」を開催

全構協執行部と意見交換

 全国鐵構工業協会の四国支部(支部長=登尾昌弘・登尾鉄工社長)は10月25日、愛媛県松山市のネストホテル松山で「第34回四国支部交流会」を開催した。
 意見交換では、最初に永井会長が全体の事業について報告。働き方改革対応のPRポスター作成や外国人特定技能制度への対応、品質保持に向けた工場認定制度の拡充などの取り組みについて説明した。
(写真=特定技能制度などで意見交換)
特定技能制度などで意見交換

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