鋼構造ジャーナル記事詳細

2025年8月11日号 NO.2252

2025年8月11日号 NO.2252

●前年同期比7・5%減の約179万㌧/25暦年上期鉄骨需要
●推定鉄骨需要量は約27万㌧/国土交通省6月着工統計
●「製作要領書」と「標準化」をテーマに/東構塾を開催
●親子でオリジナル文鎮製作/奈良県鉄構協組ほか
●新社長登場/金子大剛氏・中部鋼鈑(愛知)
●「25年度CFT構造賞」を発表/新都市ハウジング協会
●特集/日本溶接構造専門学校
●電炉IV②/渡辺敦・JFE条鋼社長
●建材IV④/石水泰・カナックス社長
●吉池鉄工の工場見学を実施/長野県鐵構協組・青年部会

前年同期比7・5%減の179万㌧

厳しい需要環境、採算維持が課題

25暦年上期推定鉄骨需要量

 国土交通省の建築着工統計による2025暦年上期(1~6月)の推定鉄骨需要量は前年同期比7・5%減の178万5188㌧となった。
 内訳をみると、規模別ではこれまで堅調とされていた大型物件(1万平方㍍以上)の冷え込みが目立つ。用途別では事務所が大きく落ち込み、双方の結果を見ると大型事務所、いわゆる都市部の再開発が減退したと推定される。一方、中規模物件(3000平方㍍以上、1万平方㍍未満)が前年同期比8・9%増と下げ止まっている。現状、関係者間では「通期で最終的に350万㌧程度になるのではないか」との声もある。

「製作要領書」と「標準化」テーマに

東構協会議室で「東構塾」開催

要領書の内容と重要なポイントを解説

 東京鉄構工業協同組合の青年経営者委員会(会長=池田和隆・池田鉄工社長)が若手経営者・技術者育成を目的に運営する「東構塾」(塾長=青野弘毅氏・元那須ストラクチャー工業)が2日、東京都中央区の東構協会議室で開かれ、第10期2回目となる講義で塾生らは「鉄骨製作要領書」と「標準化」について学んだ。当日は会場11人、ウェブ6人の計17人の塾生が受講した。
(写真=熱心に聴講する塾生たち)
熱心に聴講する塾生たち

親子でオリジナル文鎮製作

「ものづくり教室」を開催

奈良県鉄構協組ほか

 奈良職業能力開発促進センター主催、橿原市や奈良県鉄構建設業協同組合(理事長=藤田英輝・藤田鉄工社長)などが後援する「親子ものづくり体験教室」が2日、橿原市のポリテクセンター奈良で開催された。奈良県鉄構協組は鉄骨製作のPR事業の一環として鋼板とボルトを使用した文鎮づくりの教室を実施し、18組36人の親子が参加した。
(写真=タップ切りに初めて挑戦)
タップ切りに初めて挑戦

2025年安全大会を開催

熱中症対策の講演も

阪和(九州)安全協力会

 阪和興業九州支社の鉄骨工事などの協力会社と現場管理を担当する阪和エンジニアリングで組織する阪和(九州)安全協力会(会長=久保賢介・阪和興業九州支社条鋼部長)は7月30日、福岡市のANAクラウンプラザホテルで2025年安全大会を開催、同会の名称変更などを決議したほか、熱中症対策に関する安全講演を行った。
(写真=熱中症対策など学ぶ)
熱中症対策など学ぶ

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