鋼構造ジャーナル記事詳細

2009年3月16日号 NO.1396

●08年度鉄骨需要/2年連続600万トン台の低水準に
●国交省1月の建築確認申請/前年比2桁減の落ち込み
●建築研究所が講演会/鉄骨部材にICタグ貼付例報告
●建築物工事の検査研修会/CIW検査事業者協議会
●新社長/赤木鉄工所(宮崎県)・赤木紀政氏
●連載/溶接材料ISO制定と整合化、JIS改正
●関東Hグレード協が講演会/新日鉄・久万氏らが講演
●東北版
●四国版
●オリックとワーナーケミカル/「クレパスホルダー」
●愛知県建築士事務所協と県鉄構組合/「合同技術委」

関東H協議会が幹事会催

近く他地区H協との交流会

開催に向け参加呼びかけへ

 関東Hグレード協議会(会長=熊倉吉一・藤木鉄工専務)は5日、東京・中央区の鉄鋼会館で幹事会を開き、首都圏物件を手がける他地区H協議会との交流会を早ければ5月にも開く方針を決めた。
(写真=首都圏物件を手がけるファブを広域から集めて協議することを決定)
 

08年度の建築鉄骨需要量

2年連続600万トン台の低水準に

「適正品質・価格での受注」が焦点

 急速な景気落ち込みの影響を受け、08年度の鉄骨需要量は2年連続で600万トン台の低水準となる見込みだ。全国的にファブ各社の量的確保が大きな課題となるなかで数値が裏付けた格好だが、今年も着工予定物件の中止・延期等により一部で「09年度は600万トン割れ」の見方も指摘され始めており、鉄骨ファブリケーター業界では、記録的に長引く需要冷え込みに伴う厳しい経営環境を訴える声が日増しに強くなっている。

国土交通省

1月の建築確認申請・確認件数

前年同月比2桁減の落ち込み

 国土交通省は、このほど1月の建築確認件数などを発表したが、それによると確認申請件数は3万2295件(前年同月比18.0%減)、このうち鉄骨造のウエートが高いとされる1~3号建築物は9712件(同23.6%減)、また構造計算適合性判定申請件数は1241件。これに対し、建築確認件数は3万1979件(前年同月比16.1%減)、1~3号建築物は1万56件(同19.7%減)。構造計算適合性判定の合格件数が1345件となっている。

「品質管理で重要なのは検査」

大和ハウス 柴原・システム管理課長

溶接学会栃木地区会が講演会

 溶接学会栃木地区会(会長=中島章典・宇都宮大学大学院工学研究科教授)は4日、宇都宮市の栃木県産業技術センターで技術講演会を開いた。このなかで、大和ハウス工業二宮工場の柴原栄・システム管理課長が「鉄骨建築における技術と品質管理について」をテーマに講演、同社の1次加工から出荷までの品質管理方式を紹介し、「品質管理で最も重要なのは、各工程の検査だ」と話した。
(写真左=30名が参加した技術講演会、写真右=柴原課長)
 

関東H協が新春講演

新日鉄・久万氏らが講演

「外法、厚板はHほど下がらない」

 関東Hグレード協議会(会長=熊倉吉一・藤木鉄工専務)は5日、都内の鉄鋼会館で恒例の『新春講演会』を開催した。会員ら約70名が参集し、今後の鋼材需給や市況の見通し、世界経済の動向などを学んだ。
(写真上段左=熊倉会長、写真上段右=久万氏、写真下段左=増井氏、写真下段右=熱心に聴講する会員)
 
 

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