鋼構造ジャーナル記事詳細

2009年6月1日号 NO.1407

●量的な枯渇感訴える声/正念場迎えた鉄骨ファブ業界
●新会長に須賀安生・駒井鉄工社長/橋梁建設協会総会
●H形鋼、異形棒鋼が値下がり/物調5月資材価格調査
●08年度鉄塔需要/前年度比6%減の6万1051トン
●JSCA九州支部/どんたくパレードで行進
●連載講座(10)/溶融亜鉛めっき実務概論・藤村和男氏
●鉄構業界団体総会ニュース
●大阪組合・加工実績/Mは2月から反転の兆しも
●YBHDの橋梁売上高670億円へ/営業利益24億円
●首都圏版
●中部版

山梨県溶接高校生大会の事前指導

山梨県鉄構溶接協会

大会には県内6校・23名が参加へ

 山梨県鉄構溶接協会(会長=飯田章雄・飯田鉄工社長)は今月6日に甲府市の雇用・能力開発機構山梨センターで、第1回山梨県高等学校溶接競技会を開催するのに伴い、5月12日から同27日まで同県内工業高校5校で学生らを対象に事前指導を行った。
(写真左=溶接技術を間近で学ぶ、写真中=大会出場選手以外も参加、写真右=指導を受ける学生ら)
 

量的枯渇感訴える声相次ぐ

〝超安値受注〟の動きに警戒感
正念場迎えた鉄骨ファブ業界

合計62名が参集

 記録的な鉄骨需要の落ち込みでファブ各社の仕事量がここにきて大幅に減少、ゼネコンの厳しい指し値と不透明な需要見通し等から受注単価も下落傾向にあり、まさに〝量・単価両面〟で正念場にある。命題の『経営基盤の安定』の形成に向け、「適正価格での受注」をどのように形成するか――、鉄骨ファブ業界にとって秩序形成と基盤構築が改めて問われる試練の時期を迎え、今後もきわめて緊迫した局面が続くものとみられる。

新会長に須賀安生氏(駒井鉄工)

川田会長は相談役に就任

日本橋梁建設協会が総会

 日本橋梁建設協会(川田忠樹会長)は5月22日、東京・港区の虎ノ門パストラルで通常総会を開き、役員改選で新会長に須賀安生理事・品質環境委員長(駒井鉄工社長)を選出した。昼間祐治(IHI副社長)、縣保佑(宮地鉄工所社長)、中島威夫(専務理事)の3副会長は留任した。

H形鋼、異形棒鋼が値下がり

下げ幅は小さく1千~2千円

物調の5月資材価格調査

 建設物価調査会は5月上旬に調査した主要建設資材の価格動向をまとめた。このうち東京地区の鋼材関係は、H形鋼・異形棒鋼・等辺山形鋼が前月比で値下がりしたが、下げ幅はトン1000円から2000円と小さくなってきた。H形鋼は前月比2000円下がってトン7万3000円となり、8カ月連続の値下がり。

08年度の鉄塔需要

前年度比6%減の6万1051トン

メーカー各社は緊迫した経営環境に

 08年度の鉄塔需要は前年度実績比6%減の6万1051トンとなった。日本鉄塔協会(会長=菊池昌利・巴コーポレーション社長)がまとめたもの。08年度鉄塔需要実績の内訳は、電力が3万3697トン、電力以外が2万7354トン。電力ではとくに東京電力が西上武幹線猪苗代旧幹線などで1万527トン、九州電力が北九州幹線3などで9571トンを発注した。

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