鋼構造ジャーナル記事詳細

2009年7月6日号 NO.1412

●全構協・関東支部経近委/R、Mは深刻な状況
●5月の鉄骨需要は約28万トン/国交省建築着工統計
●経産省・石川正樹・鉄鋼課長/「需要の底打ちを確認」
●新理事長/鹿児島県鉄構工業会・繁昌辰雄氏
●新理事長/山梨県鉄構工業会・中出英三氏
●連載/鉄骨一次加工変遷史(4)・大東精機・杉本忠博会長
●連載講座(15)溶融亜鉛めっき実務概論・藤村和男氏
●JSCA総会/新副会長に金箱、丹野、伊藤の3氏
●首都圏版
●四国版
●アマダ/超硬合金バンドソーブレードを発売

全国RJ部会が名古屋で総会

全国から10会員約40名が集う

市況や需要動向で活発な意見交換

 全国R・Jグレード部会連絡会(会長=渡辺修・渡辺建鉄工業専務)は6月26日、名古屋市中区の長谷川ビルで全国の各鉄構組合RJ部会10会員約40名を集め、第6回通常総会を開催した。
(写真=会員拡大などの事業を審議、可決した総会)

R、Mの手持ちは深刻な状況

8日に耐震の受注対応で協議

全構協・関東支部経近委員会

 全構協関東支部の経営近代化委員会(冬木金雄委員長)は6月23日に東京・八丁堀の東京鉄構工業協同組合で委員会を開き、各都県の鉄骨景況の報告や発注が増えている耐震補強工事の受注対応を検討した。景況報告では「Rはない、Mは少ない、Hはぼちぼち」(神奈川県の報告)に代表されるように受注実態が厳しくなっており、手持ち工事量は各都県ともR、Mグレードクラスが深刻な状況になっている。耐震工事の受注対応では、今月8日に各都県の担当者が集まって改めて検討することになった。
(写真=各都県とも厳しい状況を報告)

推定鉄骨需要量は約28万トン

着工面積、86年以来過去最低

 国土交通省がまとめた5月の建築着工統計によると、全着工床面積は前年同月比34%減(前月比6.4%減)の882万3000平方メートルとなった。5月単月としては86年以来過去最低を記録し、前年比では6カ月連続で減少した。
 構造別では、S造が前年同月比47.9%減(前月比11.1%減)の263万3000平方メートル、SRC造は同48.7%減(同62.6%増)の35万3000平方メートル。この結果推定される鉄骨需要量は約28万トンの水準(前年同月は約54万トン)。28万トン台は、67年5月(28万8000トン)以来42年ぶりとなる。

新副会長に金箱温春氏、丹野吉雄氏、伊藤優氏

JSCA総会 「構造設計賠償保険制度」発足へ

 日本建築構造技術者協会(会長=木原碩美・日建設計理事/技師長、略称・JSCA)は先月23日、第20回通常総会を東京・飯田橋のホテルグランドパレスで開催した。役員改選で、木原会長は留任、新副会長に金箱温春氏(金箱構造設計事務所所長)、丹野吉雄氏(竹中工務店構造担当部長)、伊藤優氏(日本設計執行役員/構造設計群長)が選任された。

超硬合金バンドソーブレード発売

アマダ 切断速度10倍、寿命5倍に

 アマダ(本社・神奈川県伊勢原市石田200TEL0463・96・1111)は、従来のハイス製ブレードに比べ切断速度5~10倍以上、寿命3~5倍以上の高速・長寿命を実現した超硬合金バンドソーブレード『AXCELA』(アクセラ)の国内販売を開始した。

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