鋼構造ジャーナル記事詳細

2009年8月3日号 NO.1416

●全構協第3回全国大会/契約条件明確化など採択
●新社長/日胆工業(苫小牧市)/豊田清至氏
●長崎県建築鉄骨研究会・修行稔会長に聞く
●連載/鉄骨一次加工変遷史(8)・大東精機・杉本忠博会長
●シンポジウム/JSCA賞受賞作品を語る
●SASST/大臣認定工場の評価基準改正を考える
●『’09鉄構技術展』/来場者の声
●第4回全国鐵好人ゴルフ大会/齋藤美佐男氏優勝
●首都圏版
●北陸版
●新東工業/新型H形鋼ショットブラスト3機種発売

大阪で第1回研究会を開催

日本建築学会・近畿鉄骨部会

「建築合成構造」をテーマに

 日本建築学会近畿支部鉄骨構造部会(主査=田中剛・神戸大学大学院工学研究科准教授)は7月27日、大阪市西区の大阪科学技術センターで会員ら約40名を集め、今年度の第1回研究会を開催した。
 今回は「建築合成構造―温故知新と今後の展望―」を表題として、SRC構造やCFT構造の現状や展望のほか、米国の合成構造の現状や現在開発中の最新技術について講習を実施した。
(写真左=今年度第1回の研究会、写真右=松井名誉教授)

契約条件の明確化など5項目を採択

全構協第3回全国大会

「鉄骨業界の明るい未来」を討論

 第3回を迎えた全国鉄構工業協会の全国大会では、会場となった東京ビッグサイトに全国から前2回をしのぐ842名の業界関係者が参集した。開会に当たって全構協の加藤卓郎副会長(加藤組鉄工所社長)は、「昨年9月以降、景気の動向が危ぶまれ、直近の鉄骨需要が前年を大きく下回る状況で、今までにない多数の参加を得ることができた。非常に厳しい情勢ながら、『乗り越えよう明日のために―鉄骨で築こう未来の社会―』をテーマに、本大会を通じて日本が世界に誇る〝ものづくり、人づくり〟の大切さを今一度見直す機会となるよう祈念する」と開催趣旨を述べた。
(写真左=式典会場のようす、写真右=会場には840名が参集)

最新情報を集約した展示会

『’09鉄構技術展』が22日開幕

延べ2万3624人が来場

 「未来(あす)に伝えよう鋼構造の魅力を」をテーマに、約12年ぶりの開催となる『’09鉄構技術展』が先月22日、東京・有明の東京ビッグサイトで開幕した。第6回を数える今回の鉄構技術展(鋼構造出版主催)は、41団体の協賛で、計71社・団体が出展。25日までの4日間の開期中に、全国のファブリケーターをはじめ、ゼネコン、構造設計者、鉄鋼流通業者ら延べ2万3624人が来場した。
(写真=12年ぶりの開催(会場のようす))

建築鉄骨構造技術支援協会

シンポジウム

「大臣認定工場の評価基準改正について考える」

 建築鉄骨構造技術支援協会(略称・SASST、会長=田中淳夫・宇都宮大学名誉教授)は7月23日、「’09鉄構技術展」会場内の特設フォーラム会場で「大臣認定工場の評価基準改正について考える」をテーマにシンポジウムを開いた。2011年から実施される同改正基準の内容周知と、それ以降に導入される『グレード別の規模の適正化』について、業界関係者が幅広く討議することを目的としたもの。ファブを中心とする業界関係者約70名が参集した。
(写真左=ファブを中心に約70名が参加、写真右=ファブ6名が意見を発表)

月産3千トンの堺製造所が稼働

大臣認定は6月に取得

プレスコラムのセイケイ

 セイケイ(本社・栃木県佐野市、濱畑松範社長)は西日本のプレスコラムの需要に対応するため、大阪府堺市で建設を進めていた工場(堺製造所)が完成、7月から本格的な稼働をはじめた。また、同工場で製作するBCP325、BCP235で国土交通大臣認定を6月に取得した。
(写真=稼働した新工場)

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