鋼構造ジャーナル記事詳細

2009年9月7日号 NO.1421

●H形鋼など建築用鋼材/メーカー値上げで底打ち鮮明
●7月の鉄骨需要は約37万トン/国交省建築着工統計
●民間工事の大幅受注減続く/日建連の7月法人受注
●JSCA/11、12日に「法人化20周年記念大会」開催
●連載/鉄骨一次加工変遷史(13)・大東精機・杉本忠博会長
●連載講座(20)/溶融亜鉛めっき実務概論・藤村和男氏
●福岡県建築鉄骨協/最新溶接ロボットの勉強会
●仙台で建築学会大会/「新構造システム」などでPD
●日鉄住金建材/鋼製防風ネットを本格販売
●近畿版
●中国版

群馬県鉄構組合が耐震講習会

施工時の注意事項などを学ぶ

精度確保などで活発な質疑

 群馬県鉄構業協同組合(理事長=冬木金雄・冬木工業副会長)は8月29日、群馬県前橋市の同組合会議室で組合員45名を集め、「耐震補強工事講習会」を開催した。
 冒頭、大塚孝副理事長は「昨秋以降、われわれの業界の仕事量激減が大きな課題となっている。そうしたなかで耐震補強工事の発注量に期待が集まっている。今回の講習会で耐震工事の基本的な知識を学んで、日常の業務に役立ててほしい」とあいさつした。
(写真=組合員45名が耐震補強工事での注意事項や施工事例を学ぶ)

H形鋼などの建築用鋼材市況

各社値上げで「底打ち」鮮明に

流通各社の相場形成が活発化

 H形鋼をはじめとする建築用鋼材市況は、原料高を背景としたメーカー各社の販価引き上げを受け、流通側が軒並み唱え値を上げるなど底打ちが鮮明となった。一時は相場を大きく下回る処分売りも散見されたが、ここにきて極端な安値は解消されつつある。市場では条鋼品種を中心に上伸機運が高まり、長引く需要不振から需要家側は値上げに対し慎重な姿勢で臨んでおり、新販価が実勢化するには一定の時間を要するとみられる。

日本溶接構造専門学校

入学希望者の学校見学会

〝資格〟の取得状況など説明

 日本溶接構造専門学校(神奈川県川崎市)は8月26日、来年度の入学希望者を対象とした第1回学校見学会を実施した。入学を志す学生ら4名が同校を訪れ、教育内容などについて説明を受けた。
(写真=施設・設備を見学し説明を受ける入学希望者)

福岡県建築鉄骨協議会

最新溶接ロボットの勉強会

神鋼の中村溶接S部長ら迎え

 福岡県建築鉄骨協議会(会長=河野昭彦・九州大学大学院教授)は先月24日、福岡市博多駅前のセントラーザで第2回会合を開き、最新のロボット溶接や柱梁接合部および柱脚について勉強会を開催した。
(写真=最新の天吊反転システムの説明を受ける)

鉄骨商社との懇談会を開催

全構協近畿支部

原価を考慮した営業を訴える

 全国鉄構工業協会の近畿支部(支部長=大井豊司・大井鉄工所社長)は8月31日、鉄骨需要の激減で一部で原価を無視した受注事例が増加傾向にあるのを憂慮し、将来の経営基盤の整備を考慮した企業運営のあり方を啓発するため、鉄骨工事を扱う著名商社との懇談会を開いた。
 同支部では懇談会に先立ち公正取引委員会を訪れ、業界団体の経営対策に関する法的見解をテーマに、経済取引指導官と懇談の場を設けた
(写真=近畿2府4県の理事長と近畿H会から出席)

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