鋼構造ジャーナル記事詳細

2010年2月1日号 NO.1442

●全構協が賀詞交歓会/関係者220名集い決意新たに
●建基法施行規則・関係告示改正へ/確認審査を簡素化
●鋼材の値下がり止まらず/物調の1月資材価格調査
●JSCA賀詞交歓会/研修拡充、契約の書面化課題に
●新社長/ニッコー(栃木県)・冨田直樹氏
●新社長/タイワ(愛媛県)・近藤健司氏
●冨士建鉄(愛知)/新型耐震補強工法で特許取得
●北海道版
●首都圏版
●トヨシマ(大阪)/圧延で新型鉄骨部材実用化へ
●新潟県の耐震補強分離発注案件/M・坂上製作所に

条鋼建材市況、底打ち感強まる

大型案件で先行着手の動きも

市況反転にはなお時間を要す

 電炉や高炉メーカーが建築向けH形鋼などの製品販価の上方修正へ動き始めた。流通側も相場の値戻しに着手し、市況の底打ち感が濃厚となりつつある。ただ肝心の需要は、景気後退の長期化の中で回復の糸口は見えず、市況反転はまだ先となりそうだ。
(写真=山積み状態のH形鋼)

全国鉄構工業協会が賀詞交歓会

関係者220名が集い、決意新たに

支部長会議や理事長会なども開催

 全国鉄構工業協会(会長=山本康弘・トウジ工業取締役相談役)は1月21日、東京都港区新橋の第一ホテルで会員、賛助会員、来賓関係者ら220名参集のもと、平成22年新年賀詞交歓会を開催した。山本会長は鉄骨業界を取り巻く厳しい需要環境などを説明したあと、「個人的な話で恐縮だが、本日、私は古希(こき)を迎えた。環境は一段と厳しいものがあるが、粉骨砕身、会長としての責務を、窮地にある会員企業のためにも果たしていきたい」と、新年の決意を述べた。
(写真左=盛会となった賀詞交歓会、写真右=理事長会で10年の経済金融市場見通しを研修)

建基法施行規則・関係告示改正へ

建築確認審査を大幅簡素化

3月末に公布、6月に施行の予定

 国土交通省は1月22日、マンションやオフィスビルなど中・大規模の建物の建築確認手続きの運用を大幅に改善すると発表した。『建築確認審査の迅速化』『申請図書の簡素化』『厳罰化』の3観点から制度改善するもので、建築基準法施行規則および関係告示などの改正は3月末に公布、6月に施行する予定。

値下がり止まらず

H形鋼は2000円下げる

物調の1月資材価格調査

 建設物価調査会は、1月上旬に調査した主要建設資材の価格動向をまとめた。このうち東京地区の鋼材関係は、H形鋼・中厚板・異形棒鋼の値下がりが止まらず、前月比でトン当たり2000円の値下がりとなった。先行きも弱含み推移の見通しである。

新潟県土木部耐震補強〝分離発注〟案件

県内の実績ファブ6社による指名入札

新潟市のMファブ、坂上製作所に決定

 新潟県土木部は1月18日、公共の耐震補強工事向け鉄骨ブレースを先行発注する初弾案件「豊栄高校特別教室棟耐震補強枠付鉄骨ブレース製作」事業の指名競争入札を開札した。その結果、新潟市北区のMグレードファブ、坂上製作所(坂上勝彦社長)が760万円(税別)で落札した。

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