鋼構造ジャーナル記事詳細

2011年1月3日号 NO.1490

●建築鉄骨の11年展望/物件規模の格差拡大が鮮明に
●新春インタビュー/鉄骨建設業協会・川田忠裕会長
●新春インタビュー/全国鉄構工業協会・米森昭夫会長
●11年新春インタビュー 井上 勝徳、小糸 正樹、望月 国宏、西山 功、須賀 安生、有田 陽一、吉岡 晋吾、伏見 光雅、宮田 隆司、木原 碩美、髙梨 晃一、横野 泰和、中村 皓一、野村 信彰、梅田 栄吉、橋本 順次、小南 忠義、國谷 七三夫、庄司 義明
●《卯年》年男登場

自信と英知で切り開く

天に向かって聳え立つ巨大なクレーンと後世に伝える匠の技 業界の伝統と誇りを奏でて今日も鎚音が響く
 
穏やかな和田倉濠の水面に時代の交差として鮮やかに映し出す 情景は常に変化を求めて留まることはない
 
その鎚音は力強く新しい時代の息吹をも誘う 幾多の試練を乗り越えた自信と英知で切り開く息吹でもある
 

11月の構造物めっき生産実績

西日本支部が5カ月ぶりに増加

日本溶融亜鉛鍍金協会

 日本溶融亜鉛鍍金協会は、会員83社の11月の構造物めっきの生産実績をまとめた。
 それによると、全体では前年同月比5.3%減の9万7325トンで、シェアの大きい建築材料は同4.4%減の3万1816トンと、いずれも6カ月連続の減少となった。
 支部別では、東日本支部(28社)が前年同月比13.3%減の3万567トン、中部支部(12社)は同11.9%減の1万7975トン、西日本支部(43社)は同3.7%増の4万8783トンと5カ月ぶりにプラスに転じた。

特別企画 ファブの海外進出

Mグレードが海外展開を考える時代に

現地で日本ファブの真価が問われる

 日本国内の鉄骨需要量は年間430万トン前後まで減少し、今後も大きな回復が望めないとの見方も出始めている。円高で企業の海外進出が加速化し、国内産業の空洞化も深刻化しつつある。これまで大手ファブしか海外展開を図ってこなかったが、ここへきてMグレードなど中小ファブにも海外へ目を向ける必然性が高まってきたとみる関係者も多い。その場合、日本の大型物件を狙った現地生産なのか、海外マーケットへの進出を意図した工場設立なのか、そこで留意点も違ってくる。進出国では、最初にタイ、それから市場として魅力がある中国と人柄に定評があるベトナムを対比した。
(写真左=北京オリンピック遊泳場の鉄骨、写真右=ベトナムUSFの事務所)

固形タブ溶接技能者技量検定

来年度早々に千葉県から開始

全国Mグレード部会が幹事会

 全国Mグレード部会連絡協議会(会長=堀川勝・杉山建設工業専務)は12月16日、東京都中央区の東構協会議室で幹事会を開催し、会員(1都6県)が事業化に取り組んでいる固形エンドタブ溶接技能者技量検定試験の会場手配や実施日など、実施に向けての具体的な内容について意見交換を行い、来年度早々に同技量検定の開始を確認した。
(写真=検査員の立ち会いも検討)

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