鋼構造ジャーナル記事詳細

2011年2月28日号 NO.1498

●10暦年都道府県別鉄骨需要/32府県で前年比増加
●H形鋼続伸で7万8千円/物調の2月資材価格調査
●インタビュー/ZRCジャパン・三戸純一社長に聞く
●日建設計/「働きがいのある会社」調査で12位にランク
●シャーリング業界の『今』/マルキンサトー(北海道)
●新社長/和以貴建設(兵庫県)・来住周亮氏
●東京製鉄3月契約/全製品値上げ、H形鋼は8万1千円
●《寄稿》(上)/後継経営者・幹部研修に参加して
●首都圏版
●九州版
●石川鉄工所(静岡)/鋼材一次加工の受託業務開始

受注環境に潮目の変化が顕著

全構協近畿支部が商社と交流会

限界価格への底上げに商社も理解

 商社物件も大幅な採算割れ物件回避の方向へと、潮目の変化が顕著に――。こうした環境の変化が、17日に大阪・福島駅前のホテル阪神で開催した、全構協近畿支部の経営近代化委員会(委員長=籠谷昇・籠谷鉄工所社長)と鉄骨商社との懇談会「近畿鉄構交流会」の席上で確認された。
(写真=環境改善への協力体制に商社も理解示す)

10暦年都道府県別鉄骨需要

32府県で前年同期比が増加

徳島は98%増、東京は11%減

 国土交通省が発表した建築着工統計から換算した10暦年の都道府県別鉄骨需要量は、前年同期比で東京が11%減のほか、岡山が25%減、長崎と高知が19%減、三重が18%減など、47都道府県中10都道県で10%以上の減少となった。一方、徳島が98%増、宮崎が64%増、山形が54%増、山梨と熊本が50%増など、全体としては32府県で前年同期比増となった。

H形鋼続伸でトン7万8千円

在庫調整の進展で品薄状態

物調の2月資材価格調査

 建設物価調査会は2月上旬に調査した主要建設資材の価格動向をまとめた。このうち東京地区の鋼材関係は、H形鋼については流通各社が仕切価格上昇分の価格転嫁を進めているが、急激な値上げを需要家が嫌い、浸透は一部にとどまっている。一方、在庫は流通各社による調整が進み、品薄状態となっているため、前月比6000円アップのトン7万8000円となった。

施工性に優れた橋梁用伸縮装置

取替工事にも適した改良型を開発

橋梁メンテナンス(東京)

 川田テクノロジーズグループの橋梁メンテナンス(東京都北区滝野川6―3―1、多田勝彦社長)は、国や公共機関、民間などに多数実績があるアルミ合金鋳物製橋梁用伸縮装置「KMAジョイント」を、取替工事にも適用可能な構造に改良した「KMA2」を実用化した。
(写真=施工の事例)

石川鉄工所(静岡)

一次加工の受託業務を開始

ファブ、鋼材店など対象に

 静岡県のMグレードファブ、石川鉄工所(本社・静岡市駿河区、石川光一社長)はこのほど、最大1300ミリ対応の一次加工ラインを新たに導入し、同業他社などからの受託加工を開始した。
(写真=大型一次加工ラインを設置)

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