鋼構造ジャーナル記事詳細

2011年8月29日号 NO.1524

●中国鋼結構協会/鋼構造分野で企業認定制度を運営
●政策投資銀行/11年度設備投資は7.3%増
●H形鋼は続落の7万5千円/物調の8月価格調査
●国交省/S造建物の基準合理化・6大学が検討へ
●新日鉄/復興技術・まちづくりを支援
●新会長/東京足立鉄骨工業会・金本茂氏
●神奈川高校教科研究会/日溶セでアーク溶接技能講習
●四国版
●九州版
●東京製鉄の9月契約/3カ月ぶりに全品種値下げ
●コンドーテック/ABT施工込み営業を本格化

中国鉄構業の動向を探る

今年は鉄骨生産量3千万トンを超える勢い

「鋼構造の分かる設計者が不足」

 中国鉄構業の動向を探るため8月初旬、本紙記者が中国の北京市を訪れ、新日本製鉄、JFE、阪和興業の北京事務所および中国の鋼結構(鋼構造)協会などに取材した。
(写真左=中国鋼結構協会が入るビル(左)と中冶建築研究総院、写真右=中冶建築研究総院の上級エンジニア)

中国鋼結構協会

急拡大する鉄構業界での専門機関

鋼構造分野で企業認定制度を運営

 中国鋼結構協会(会長=劉軍・中冶集団建築研究総院院長、所在地=中国・北京市海淀区西土城路33号、略称・CSCS)は、84年に設立された中国鋼構造業の指導的な専門機関だ。長年、日本鋼構造協会や韓国鋼構造協会とも交流会を重ねるなど国際交流を行うほか、業界の調査研究、重大プロジェクトの設計から施工までのコンサルテーション、また入札サポート業務まで、活動の幅は広い。同協会は中国鋼構造の発展促進を図るために05年12月に「中国鋼結構製造企業資質管理規定」を制定、約200社が認定企業となっている。認定ランクは特級、一級、二級、三級の4等級。今回取材に応じてくれたのは、協会常務の劉万忠氏と戴長河・国際部主任。戴主任は取材全体のコーディネートをしてくれた。

H形鋼は続落のトン7万5千円

流通在庫高水準で横ばい推移へ

物調の8月資材価格調査

 建設物価調査会は8月上旬に調査した主要建設資材の価格動向をまとめた。このうち東京地区の鋼材関係は、H形鋼については再開発事業や震災の影響で延期されていたマンション建設や設備投資などが再開されつつあるが、荷動きは停滞感が強く、流通在庫はまだ高い水準にあり過剰気味のため、前月比1000円下落のトン7万5000円となった。

神奈川高校教科研究会・機械専門部

日溶セでアーク溶接技能講習

学生、教員ら25名が参加

 神奈川県高等学校教科研究会工業部会・機械専門部(部長=後藤博史・県立磯子工業高校校長)は22~24日の3日間、神奈川県溶接協会と日本溶接技術センターの協力のもと、川崎市の日本溶接技術センター内で、会員校の職員および生徒を対象とした夏季研修会「アーク溶接技能講習」を開いた。11月に予定される神奈川県高校生溶接コンクール神奈川大会の事前指導を兼ねて昨年に続き実施されたもの。会員7校から職員13名、学生12名の計25名が参加し、アーク溶接の基本と上達のためのポイントを学んだ。

東工建(千葉)

WEBの活用でPRを強化

顧客開拓など視野にHP刷新

 関東地区で形鋼の曲げ加工を専業とする東工建(本社・工場=千葉県浦安市、橋本忠男社長)は、最大900×300ミリのH形鋼の加工を手がけるなど実績豊富な曲げ技術で時代のニーズに応えてきた。昨今の需要低迷による厳しい経営環境に直面するなか、WEBサイトの活用でPRに努め顧客網の開拓を図る。

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