鋼構造ジャーナル記事詳細

2012年7月30日号 NO.1572

●日鉄住金建材・仙台/津波避難勉強会に被災14市町
●H形鋼は続落の6万7千円/物調の7月資材価格調査
●新理事長/宮城県鉄構工業協同組合・武田孝志氏
●大成建設/「大手町1―6計画」で最高強度CFT柱
●大手ファブトップに聞く(1)/川田工業・川田忠裕社長
●CIW検査業協会/JSNDIへ意見書を提出
●特集企画/鉄骨ファブ業界の『資格』の現状
●インタビュー/全構協・青年部会・尾熊哲雄会長
●全構協/都道府県鉄構組合役員一覧
●関東版
●九州版

耐震鉄骨の分離発注へ前進

兵庫県立豊岡高校耐震補強2期工事

約120トンを阿野建設が落札

 兵庫県が試験実施中の耐震補強鉄骨工事の分離発注が、完全定着に向け一歩前進した。昨年11月に県立村岡高校の耐震補強工事を組合員の阿野建設(朝来市和田山町、阿野孝好社長)が受注したのに続き7月、同じく県北・但馬地区の県立豊岡高校の耐震補強鉄骨第2期工事を、阿野建設が5350万円で落札した。鉄骨工事は、耐震フレームと体育館の屋根26.5トンを含め119.6トンとなる。
(写真=最初の分離発注事例の村岡高校のフレーム設置風景)

日鉄住金建材・仙台製造所

「津波避難に関する勉強会」を開催

被災14市町の担当者が聴講

 日鉄住金建材(増田規一郎社長)の仙台製造所(平山憲司所長)は19日、仙台市宮城野区港にある同製造所内で「津波避難に関する勉強会」を開催した。宮城県内で東日本大震災時に津波被災した沿岸市町のうち14市町(気仙沼市、南三陸町、石巻市、東松島市、仙台市、塩竃市、名取市、多賀城市、岩沼市、亘理町、山元町、松島町、七ヶ浜町、利府町)の担当者が聴講し、宮城県の「津波避難のための施設設備指針」に関する説明、七ヶ浜町の「避難計画(骨子)」の報告を受けたあと、同製造所内に建設された津波避難タワーや鋼製防潮堤の説明および見学会を行った。
(写真左=被災14市町の担当者が聴講、写真右=津波避難タワー「セーフガードタワー」)

780N/mm2級のCFT柱

「大手町1―6計画」で初採用

大成建設

 東京都千代田区で建設が進む「(仮称)大手町1―6計画」では、大成建設の最高強度のコンクリート充填鋼管柱(超高強度CFT柱)が初採用され、19日に現場での実物公開と説明会が行われた。
(写真=公開されたCFT柱)

シグマテック(埼玉)

梁のケガキロボットを発売

ケガキの手間、経費を大幅削減

 シグマテック(本社・埼玉県久喜市TEL0480・59・2281)は、H形鋼梁のケガキ・マーキング作業を自動で行う『梁ロボ ケガキ名人』を開発、このほど本格販売およびリースを開始した。
 従来は職人による手作業が主流であったH形鋼梁のケガキ・マーキング作業をロボット対応とした。特別な知識や技術を持たない作業者でも簡単に操作でき、作業スピードは従来の約3倍。同作業にかかる手間や経費を大幅に削減できる。
(写真=ロボット本体をフランジ部にセット)

交流会開き、親交深める

神奈川・福岡鉄構組合の青年部

岸本建設工業の工場を見学

 神奈川県鉄構業協同組合・青年部会(会長=菅原伸之・菅原建鉄工業常務)と福岡県鉄構工業会・青年部は21日、神奈川県内で交流会を実施した。当日は技術交流と情報交換を兼ね、同県のMグレードファブ、岸本建設工業(岸部直喜社長)の鉄骨製作現場を見学したほか、厚木市内で懇親会を開催した。
(写真=工場見学後に記念写真)

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