鋼構造ジャーナル記事詳細

2012年8月6日号 NO.1573

●12暦年上半期鉄骨需要/前年比3%増の217万トン
●6月の鉄骨需要は約41万トン/国交省建築着工統計
●全構協関東支部/会員ファブの稼働率が軒並み上昇
●関東Hグレード協議会/初の営業担当者懇談会開く
●大手ファブトップ②/横河ブリッジ・藤井久司社長
●特集/「震災復興の今」・復興事業とファブの声
●特集企画/鉄骨ファブ業界『我が社の節電対策』
●近畿版
●中国版
●営業最前線からの報告/愛知県鉄構組合・H部会
●コア・ピープル/阪和興業九州支店長・菊川博士氏

青年部が撮った「震災復興の今」

武田信哉・武田鉄工所専務(宮城)

水産加工関連で再建が急ピッチ

 宮城県鉄構工業協同組合・青年部の武田信哉会長(武田鉄工所専務)に石巻市および近隣地域の東日本大震災における生々しい被害写真と「震災復興の今」を伝える写真・コメントを寄せてもらった。
 震災前、石巻魚市場の背後地には水産加工業および冷蔵倉庫84社と関連事業123社が立地していた。これらの建物が3・11津波によって壊滅的な被害を受けた。現在行っても鉄骨がむき出しになった水産加工場が点々と見られる。
 震災後、1メートル以上地盤沈下した土地の嵩上げ工事が進まないなど復興は遅れがちだったが、ここへきて「グループ化補助金」などを受けた水産加工関連企業から建屋の再建が急ピッチで始まっている。
(写真=鉄骨造の復興物件も建ち始める)

12暦年上半期の建築鉄骨需要

前年比3.3%増の217万トン

東北地区は52.4%の増加

 国土交通省の着工統計をベースとした12暦年上半期の建築鉄骨需要は、前年同期比3.3%増の約217万トンとなった。

会員ファブの稼働率が軒並み上昇

全構協の米森会長らも同席

全構協・関東支部会

 全国鉄構工業協会・関東支部(支部長=並川栄三・新潟県鉄骨工業組合理事長)は7月27日、全構協の米森昭夫会長と齊藤眞専務理事の同席のもと、都内中央区の鉄鋼会館で定例支部会を開催。会員ファブの稼働率が軒並み上昇するなど、需給環境に改善の兆候がうかがえることを確認した。

営業最前線からの報告

来年4月まで満ぱいの企業も

愛知県鉄構組合

H部会

依然、関東への依存度高い

 愛知県鉄構工業協同組合Hグレード部会(部会長=大谷智徳・南鐵建社長)は先月24日、JR金山駅前の組合会議室で定例会を開催し、各社の状況報告および今後の動向などについて意見交換を行った。
(写真=材料費や管理での注意が必要との意見も)

神鋼・溶接事業部門

新技術搭載の柱大組立溶接ロボット発売

REGARCTM搭載し、コア連結ロボにも適用へ

 神戸製鋼所溶接事業部門(粕谷強専務・溶接事業部門長)は、新溶接プロセス「REGARCTM」を搭載した「鉄骨柱大組立溶接ロボットシステム」(シングルアーク)を開発し、8月1日に発売した。機種は柱重量10、15、20トン仕様をラインアップし、25トン以上の特別仕様にも対応する。
(写真=REGARCTM搭載柱大組立溶接ロボットシステム)

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