鋼構造ジャーナル記事詳細

2016年8月29日号 NO.1785

●橋梁建設協会/第1四半期の鋼橋受注は4万7千㌧
●非破壊検査の研究発表会/支部創立60周年記念行事
●H形鋼はトン6万6000円/物調の8月資材価格
●新支部長/全構協近畿支部長・伊藤佳治氏
●AW検定協議会/溶接施工要領評価事業を設立
●大手ファブトップ④/宮地エンジ・青田重利社長
●大手ファブトップ⑤/巴コーポ・深沢隆社長
●安代鉄工所(岩手)/スキー場のリフト支柱が堅調
●特集/鉄骨二次部材の市場動向・需要復調の兆し
●北海道版
●東北版

マルチテナント型物流施設に注力

『サ高住』などのシルバー分野にも対応

大和ハウス工業

 大和ハウス工業は、ビルト・ツゥ・スーツ(BTS)型やマルチテナント型物流施設「Dプロジェクト」などを手がけている建築事業の現況および今後の方向性を明らかにした。
 同社は物流施設建設の国内トップメーカー。もともと倉庫から出発した企業で、ロードサイド型商業施設開発でも大きな実績を誇り、地主や土地持ち会社との幅広いネットワークを活かし、物流施設開発を手がけ、大きく成長させてきている。今までは確実にテナントを確保できるBTS型を中心に取り組んできたが、マルチテナント型にも進出。現在、建設中を含めて13棟を手がけており、最近では千葉県流山市に総敷地面積約18万2000平方㍍、総延床面積約38万7000平方㍍の国内最大級のマルチテナント型物流施設「DPL流山」建設工事や茨城県阿見町に敷地面積約15万6000平方㍍、延床面積約15万平方㍍のマルチテナント型物流施設「DPL阿見霞ヶ浦」などに着手している。
(写真=「DPL阿見霞ヶ浦」の建設状況(進捗率20%))
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非破壊検査の研究発表会

「支部創立60周年記念行事」

関西非破壊検査3団体

 日本非破壊検査協会(略称・JSNDI)関西支部(支部長=小堀修身・大阪産業大学名誉教授)、電子科学研究所研究開発部門、日本非破壊検査工業会(NDT)関西支部(支部長=富田裕樹・総合検査社長)の3団体は19日、大阪市中央区の電子科学研究所会議室で平成28年度「支部創立60周年記念・非破壊検査に関する研究発表会」を開催した。
 当日は検査会社や大学など研究機関の学術関係者ら約60名が出席した
(写真=最新の研究内容が発表された)
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ヒラガ(岩手)

女性技能者3名が活躍

飲食アルバイトから転身

 岩手県のRグレードファブ、ヒラガ(本社・花巻市椚ノ目=くぬぎのめ、平賀明社長)では女性技能者3名が活躍しており、今後も積極採用していく方針だ。
(写真=平賀社長(左)と女性技能者)
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安代鉄工所(岩手)

スキー場のリフト支柱が堅調

最新設備と熟練技能で品質確保

 岩手県のMグレードファブ、安代鉄工所(本社・八幡平市、齋藤政四郎社長)では、スキー場のリフトや立体駐車場向けの鉄骨製作が着実に成果を上げている。同社は1975年に設立し、主に建築鉄骨を製作していたが、バブル崩壊後の不況時、立体駐車場用の鉄骨分野へ参入。また、30年以上前からスキー場のリフトの支柱などを手がける。索道(ロープウェイなどの総称)メーカーで国内首位の日本ケーブル(本社・東京)と直取引している。現在の売上に占める割合は建築鉄骨7割、他が3割となっている。
(写真=今春導入したバンドソーなどの設備(上)、工場外観(下))
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