鋼構造ジャーナル記事詳細

2012年12月17日号 NO.1592

●12暦年の建築鉄骨動向/需要は鮮明な回復基調に
●国交省10月の都道府県着工統計/S造は27県で増加
●鉄連/「グリーン・スチール・セミナー」を開催
●国交省・10月の建築確認/前年比2桁増の5万件台
●全構協・関東支部会/関東全域で繁忙状態、正念場
●AWA認証機構研鑽会/「スカイツリー」施工解説
●研究論文/「形状異なる固形エンドタブ」試験
●関東版
●北陸版
●JFEシビル/日韓技術交流会で鋼構造技術学ぶ
●関東H協・幹事会/「価格回復のリーダー役に」

設立30周年記念式典を挙行

福井建設鉄工組合・認定部会

未来へ向けてメッセージも

 福井県建設鉄工協同組合の認定部会(部会長=冨田真史・テックル社長)は7日、福井市のホテルフジタ福井で設立30周年式典・祝賀会を挙行した。テーマは「未来へ」。オープニングビデオでは、部会員企業や従業員が自作した「10年後の私(あなたや家族、社員など)へ向けて」としてメッセージも流した。
(写真=記念撮影)

12暦年の建築鉄骨動向

需要は鮮明な回復基調に

「価格是正」が最大の焦点

 今年の建築鉄骨の需要動向は、動きの鈍い大型高層物件と堅調な大型低層物件、また、地域的に〝東高西低〟が顕著にみられる1年となった。新幹線整備などインフラ関連、全国的な耐震補強工事の発注も相次ぎ、景気の回復感もあって後半に需要が増加、ファブ各社の繁忙感が続いている。来年も、先送りとなった高層案件の本格稼働や引き続き堅調な低層案件が首都圏だけでなく地方でも計画、消費税の駆け込み需要などを含めて業界に追い風が吹いている状況にあり、明るい材料は多い。しかし、不安要因の残る経済情勢のほか、鉄骨価格低迷による企業体力の低下、従業員の高齢化や就業人口の減少による生産能力の落ち込みなど、課題も少なくない。

関東全域で繁忙状態に

全構協・関東支部会

「健全化に向けて正念場」

 全国鐵構工業協会・関東支部(支部長=並川栄三・新潟県鉄骨工業組合理事長)は10日、都内中央区の鉄鋼会館で定例支部会を開催。支部内全域のファブが繁忙状態にあることを確認するとともに、「業界健全化に向けて今が正念場」との認識のもと、危機感を持った強い姿勢で単価是正に取り組んでいくことを申し合わせた。
(写真=全構協事業への要望も協議)

日韓技術交流会を開催

JFEシビル

鋼構造技術や耐震設計の最新動向学ぶ

 JFEシビル(本社・東京都台東区、藤井善英社長)は10日、東京都新宿区の新宿ワシントンホテルで韓国建築構造技術士会(会長=金承澈・多元構造安全技術士事務所CEO、略称・KSEA)との技術交流会を開催した。当日は、JFEシビルとJFEスチールの関係者12名、KSEA会員35名の計47名が参加するなか、両国の耐震補強を巡る設計法や法整備の現状、建築構造用鋼材開発などの技術動向に関する発表が行われた。
(写真=両国から47名が参集し技術交流)

三条市で第5回理事会を開催

交流会では講演会と意見交換会

新潟県鉄骨工業組合

 新潟県鉄骨工業組合(理事長=並川栄三・藤木鉄工社長)は7日、新潟県三条市の三条ロイヤルホテルで、第5回理事会と県央支部(支部長=山本悦郎・山本鉄工所社長)との交流会を開催した。
 理事会で並川理事長は「来年の5月くらいまで山積みがあるという話が聞こえるようになった。明るい兆しが見えてきている。あとは価格面のみ。自分たちの生産能力を把握し、価格交渉で優位に立つようにしたい」と述べた。
(写真=節電対策などで意見交換)

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