鋼構造ジャーナル記事詳細

2013年5月6日号 NO.1612

●12年度建築鉄骨需要/前年度比11%増の約480万トン
●3月の鉄骨需要は約43万トン/国交省建築着工統計
●日建連が総会/新会長に中村満義・鹿島社長
●創建構造企画(兵庫)/大型SCの鉄骨階段を受注
●JSCA/「賛助会員との技術交流会」を開催
●鉄構ファブの改善事例④/福井県・佐々木鉄工所
●JANDT/新入社員のための非破壊検査講習会
●近畿版
●中国版
●新鉄構企業訪問/(株)ビクセル(福島県)
●愛知鉄構組合・H部会/向こう半年は高稼働率維持

「10年先を見据えた活動を」

福井県鉄工組合・認定部会総会

グレード認知活動と研修旅行

 福井県建設鉄工協同組合の認定工場部会(部会長=冨田真史・テックル社長、会員36社)は4月26日、福井市のユアーズホテルフクイで、来賓に木下好正・組合理事長を迎え平成25年度通常総会を開催した。そのなかで、「これからの10年間の存続と発展を目指した事業活動を展開する」とし、重点事業として「研修旅行」と「グレード周知活動としての行政などへの陳情」の2点を掲げ、実施していくことに決めた。
(写真=今年度の重点事業に陳情によるグレード認知活動と研修旅行を、継続事業として設計事務所との交流や共同受注事業を決定)

12年度の建築鉄骨需要

前年度比11%増の約480万トン

緩やかながらも需要回復が鮮明

 国土交通省が発表した建築着工統計から換算した3月の鉄骨推定需要量は43万トンとなった。この結果、12年度の鉄骨需要量は約478万トン。対前年度比10.9%増の需要水準となった。

大型SCの鉄骨階段を受注

中国大連で1000トン製作

創建構造企画(兵庫)

 建築鉄骨など鋼構造物の図面作成を主業務とする創建構造企画(本社・兵庫県西宮市)は、このほど首都圏の大型ショッピングセンターの鉄骨階段および手摺の製作工事を受注、全量を海外ファブで製作し、納入を完了した。
 同製作工事は大林組から受注、鋼重量は約1000トンにおよぶ。材料はJIS材ですべて日本国内から調達し、中国遼寧省のHグレード認定工場で製作された。
(写真=鉄骨階段・第1船分(工場内))

JANDT

「新入社員のための非破壊検査基礎講習会」

非破壊検査のいろはを学ぶ

 日本非破壊検査工業会(略称・JANDT)の機材支部計測分科会および東日本支部技術委員会は先月23日と24日、川崎市の日本溶接技術センターで「新入社員のための非破壊検査基礎講習会」を開催した。同講習会は、新入社員および日ごろ検査機器にふれることが少ない事務職員が対象の初心者向け講習会。
(写真=初めて探傷を試みる参加者)

形鋼複合加工機を新規導入

浅善鉄工所(東京)

短納期対応力を強化、受注拡大へ

 アンカーボルトをはじめ各種ボルトの製造・販売を手がける浅善鉄工所(本社・東京都江戸川区、蒲生義喬社長)はこのほど、千葉工場(千葉県いすみ市)に長尺材の切断・孔あけが可能な形鋼複合加工機を新しく導入したほか、アイアンワーカー(形鋼加工機)も更新した。投資額は約5000万円。一次加工の効率化で短納期対応力を強化し、土木・建築分野向けに戦力拡大を図る。
(写真=更新したIW-45Ⅲ)

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