鋼構造ジャーナル記事詳細

2013年5月27日号 NO.1615

●建築用鋼材の動向/建材品種のロールがタイト化
●国交省/社会保険加入状況調査結果を公表
●H形鋼は横ばいの7万円/物調の5月資材価格調査
●新社長/日綜産業(東京都)・小野大氏
●大和ハウス工業/積算システム改善、BIM実現へ
●鉄構業界団体総会ニュース
●特集/全国ビルトH工業会設立15周年
●関東版
●近畿版
●カメイ「東京K和会」/第7回安全大会・総会開催
●神鋼・溶接事業部門/「神溶会全国総会」を開く

「適正価格での受注実現を」

全国の鉄構組合が総会スタート

価格値戻しが最大の焦点に

 現在もなお全国的に鉄骨ファブの工場稼働率が高水準で推移している。昨夏から約1年間、需要増加が継続していることになるが、「ここにきてやや落ち着きもみられるようになった。ただ、需要の中だるみ」と関係者の大半が指摘するように、後半から再び盛り返すものと期待される。
 そうした明るさがただよう需要環境のなか、今月10日の北海道機械工業会を皮切りに全国各鉄構組合の総会が一斉にスタートした。量的に確保できても肝心の受注単価はゼネコンの指し値攻勢や鋼材価格の上伸などで「一進一退」の状況にあるだけに、総会では適正価格での受注を最重点項目にあげ、組合員にその実現を呼びかける姿が目立った。
(写真=明るさただよう需要環境で総会がスタート。埼玉県鉄構業協同組合)

建築用鋼材の動向

建材品種のロールがタイト化

高炉各社は値上げに強姿勢

 足元、堅調な需要動向などを背景に高炉メーカーの建築・土木用鋼材のロールが急速にタイト化している。これを受けてメーカー各社は採算改善を図り、製品販価の是正に向けて引き続き強い姿勢で臨む意向だ。鋼材流通やファブリケーターなどの需要家は、メーカーの追加値上げに備え、すでに値上がりした分の価格転嫁を早急に進める必要があるだろう。

受験システムの電子化を改善

会員増強で受検者増に対応

AW・西日本が通常総会

 AW検定協議会・西日本(代表=藤田佳広・大林組本店統括部長、会員60名)は15日、大阪市内のホテル日航大阪で平成25年度通常総会を開き、第27次収支決算や第28次予算案、規準の改定などを承認した。
(写真左=AW規準改定も審議、写真右=新加入の7氏を紹介)

46名が溶接技術の技量競う

京都府溶接技術競技会を開催

 京都府溶接協会(会長=山本康弘・トウジ工業取締役相談役)は19日、長岡京市のポリテクセンター京都で今年度の京都府溶接技術競技会を開催した。当日は府内13社から46名が参加し、被覆アーク溶接や半自動裏あて金ありなど4部門と団体部門で、日ごろの業務で磨いた溶接技術を競い合った。
(写真=他の参加者の技術から学ぶ)

神鋼・溶接事業部門

「神溶会全国総会」開く

国内外で「溶材事業」の基盤を強化

 神鋼製溶接材料、ロボット・電源の販売商社などで組織する神溶会(会長=粕谷強・神戸製鋼所専務・溶接事業部門長)の全国総会が14日、神戸市中央区港島中町の神戸ポートピアホテルで開かれた。総会には、粕谷専務、輿石房樹執行役員・溶接事業部門副事業部門長、中村寿宏・営業部長ら神戸製鋼溶接事業部門首脳、商社、地区指定商社トップら計約100名が出席した。
(写真=神戸で開かれた「神溶会全国総会」)

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