鋼構造ジャーナル記事詳細

2013年8月5日号 NO.1625

●大型プロジェクトが本格始動/対応急ぐ大手ファブ
●6月の鉄骨需要は約47.9万トン/国交省建築着工統計
●14年度建設投資は45兆円/建設経済研究所が予測
●大手ファブトップに聞く③ /川岸工業・川岸隆一社長
●インタビュー/MOKエンジニアリング・高橋徹社長
●特集/鉄構ファブ・関連業界のIT・ソフト活用
●京都建築専門学校/山城鉄工で見学会と実務研修
●関東版
●北陸版
●TNBグループ/アマダの最新加工機を見学
●朝日工業/エポキシ樹脂塗装鉄筋「AS―エポ鉄」

前年比18.8%増の257万トン

13暦年上半期の鉄骨需要

緩やかな回復基調から堅調推移に

 国土交通省の着工統計をベースとした13暦年上半期の鉄骨需要は、前年同期比18.8%増の約257万トンとなった。震災復旧・復興関連に加え、工場や大都市圏の大型再開発案件の出件、堅調な物流施設や大型商業施設などに牽引され、月別推移でもすべて前年より増加となった。

大型プロジェクトが本格始動へ

需要拡大に対応急ぐ大手ファブ

市況はここ数カ月が山場に

 建築鉄骨業界は、大型プロジェクトの需要回復がより顕著となるなかで、製造ラインの刷新、設備の増設など需要拡大への対応を急ぐ主要ファブも散見されるようになってきた。さらに仕事の確保量等を踏まえ、まとまった量以下や低採算の物件を断る動きも本格化、市況はようやく適正水準に向けた環境が整備されつつある。ただ、新規案件の契約額は未定が多いとされ、回復速度が鈍いのが実態だ。

山城鉄工で見学会と実務研修

京都建築専門学校

建築科の学生29名が現地研修

 京都建築専門学校(本部・京都市堀川通下立売)は、同校建築科のカリキュラムの一環としている鉄骨ファブ見学会および鉄骨技術研修会を、7月16日にHグレードファブ、山城鉄工(工場・亀岡市ュ・c野、山城寿社長)で開催した。当日は建築科の学生29名が同カリキュラムを専修した。
(写真左=鉄骨基本技術の講習会に興味を示す学生、写真右=UT検査の実技講習のようす)

新日鉄住金

鹿島製鉄所でS造の地区センター

津波に強いピロティ構造を採用

 東日本大震災で津波被害をこうむった新日鉄住金の鹿島製鉄所で、津波に強いS造のピロティ構造を使って製銑地区センター(事務所)の改築工事が先月22日から始まった。
(写真=完成予想図)

朝日工業

エポキシ樹脂塗装鉄筋

「AS―エポ鉄」の発売開始

 朝日工業(本社・東京都豊島区東池袋3-1-1、サンシャイン60/49階、赤松清茂社長)は、エポキシ樹脂塗装鉄筋「AS―エポ鉄」の発売を開始した。震災被災地である東北の復興需要や山間部、海岸部の塩害対策などへの採用を見込む。すでに設計コンサルタントやゼネコン各社に営業を進めている。
(写真=AS―エポ鉄)

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