鋼構造ジャーナル記事詳細

2018年1月22日号 NO.1858

●JASS6改定講習会がスタート/日本建築学会
●設備の更新・増設で効率化を実現/冬木工業(群馬)
●連載⑫・鉄骨技術フォーラム/溶接部の設計
●18年わが社の方針/妙中 隆之、濵本 康司、森本 慶樹、徳田 宏、田所 雅彦、竹田 雄一、杉本 真一、宇佐美 雄一朗、渡部 康二、古里 龍平、近藤 勝彦、波田 邦宏、市野 登、宮本 信太郎、播磨 裕敏、近藤 健司、小林 茂、関 和典、大津 尚彦
●H形鋼在庫17万5300㌧/ときわ会
●インドネシア・アチェ市で竣工/日鉄住金建材SGタワー

日本建築学会

JASS6改定講習会スタート

レーザ孔あけ加工が可能に

 日本建築学会(会長=古谷誠章・早稲田大学教授)は17日、東京・平河町の砂防会館別館で、「建築工事標準仕様書 JASS6 鉄骨工事ならびに関連指針」改定講習会を開催した。当日はS造の設計・製作・施工に関わる設計者、施工者、鉄骨製作業者などの関係者500名が受講した。同学会ではこれを皮切りに、3月6日の追加開催の東京会場まで、全国9カ所で改定講習会を実施する。
(写真=関係者500名が受講)
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設備の更新・増設で効率化を実現

ソフト面の強化にも取り組む

冬木工業(群馬)

 群馬県のHグレード、冬木工業(大竹良明社長)は昨年10月に更新や増設など大規模な設備投資を実施、加工の効率化とともに能力を拡大した。現在、本格稼働を開始しており、その効果が出始めている。
 同社鉄構本部本部長の吉澤裕之工場長は、「一番の目的は効率化。外注の一次加工が遅れがちになっていたが、今回の設備投資で内製化が実現し、自社の工程に合わせて作業ができるようになった。溶接作業などでも人材不足を受けて自動化を進めている」と導入の経緯を語る。
(写真=更新したバンドソー「HK1000CNC」(柱工場)(上))、「天吊マルチワーク溶接システム」を新規導入し、ブラケットなど仕口部分の溶接も施工(柱工場)(下))
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H形鋼在庫17万5300㌧

新日鉄住金 ときわ会

3カ月ぶり増加もタイト感継続

 新日鉄住金のH形鋼を扱う商社・特約店で構成される「ときわ会」がまとめた12月末のH形鋼全国流通在庫は前月比1900㌧、1・1%増の17万5300㌧と3カ月ぶりに増加し、在庫率は2・12カ月と前月から0・20ポイント上昇した。在庫は増えたが、18万㌧を割り込み、前年同月実績を1500㌧下回る比較的低い水準で推移。市中在庫では長さやサイズの歯抜けが散見されるといわれ、需給タイトな状況が続く。
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インドネシア・アチェ市で竣工

日鉄住金建材 「SGタワー」

海外初採用、現地の防災に貢献

 日鉄住金建材(本社・東京都江東区、中川智章社長)が開発したコラム―H構造の津波避難タワー、「セーフガードタワー(以下、SGタワー)」がこのほど、インドネシア・アチェ州の州都バンダ・アチェ市で竣工した。同製品の海外での採用は初めて。12月21日には現地で同市主催の開所式と記念式典が挙行された。同社は今後も地震・津波被害のリスクを抱える国々の安心と安全に貢献していきたい考えだ。
(写真=竣工したSGタワー)
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