鋼構造ジャーナル記事詳細

2019年2月25日号 NO.1915

●18暦年鉄骨需要規模・使途別/物件の大型化傾向が顕著
●H形鋼は横ばいの8万7千円/2月物価調査会価格調査
●3団体が初の意見交換会/東検連、東検協、東試協
●損傷桁の架け替え完了/関西国際空港連絡橋
●「鉄骨技術フォーラム18」Q&A/③PLの材質変更
●新鉄構企業訪問/作見組(大阪府)
●3カ月連続の全品種据え置き/東京製鉄3月契約
●地区別鉄骨景況/全国各地の動向調査
●関東版
●中部版
●ボルトの製造工程など学ぶ/エコザック普及協議会

18暦年鉄骨需要規模・使途別

直近5年間の傾向を検証

物件の大型化傾向が顕著

 18暦年の鉄骨需要は前年比0・5%減の約518㌧で、引き続き500万㌧台をキープした。底堅い需要が継続するなか、居住用が11・0%減(約119万㌧)となる一方、非居住用は3・2%増(約399万㌧)となり、使途別では工場(10・7%増、約95万㌧)と倉庫( 11・1%増、78・4万㌧)が10%超の高い伸びを示した。規模別では1万平方㍍以上が9・4%増(約143万㌧)と増加、その一方で3000平方㍍以下が5・4%減(約284万㌧)と減少した。案件の大型化が指摘されているが、それを裏付けたことになる。直近5年のデータから傾向を検証した。
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3団体が初の意見交換会

東検連、東検協、東試協

基調講演、各団体業務紹介など

 東京都検査機関登録事業者連絡会(略称・東検連、議長=安藤純二・ジャスト社長)、東京都鉄筋継手検査機関連絡協議会(略称・東検協、会長=同氏)、東京都建築材料試験連絡協議会(略称・東試協、会長=渡邉秀仁・東京都防災・建築まちづくりセンター建築材料試験所長)は18日、東京都文京区のホテル東京ガーデンパレスで「東京都登録試験・検査機関3団体意見交換会」を開催した。建築鉄骨、鉄筋、コンクリートの検査、試験を行う検査機関や試験所のうち東京都知事登録されている機関で構成する3団体が一堂に会し、初めての意見交換会を実施した。基調講演、各団体業務紹介などを行った。
(写真=初の意見交換会を開催)
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今年の「災害ゼロ」誓い合う

年頭安全大会に82人が参集

阪和・SKE(東京・東北)安全協力会

 阪和興業東京本社・東北支店の協力業者および阪和興業の子会社で現場請負工事を手掛けるエスケーエンジニアリングで組織する阪和・SKE(東京・東北)安全協力会は15日、都内中央区の東京本社講堂で年頭安全大会を開いた。会員であるファブ・現場工事会社などから82人が参集し、今年1年の「災害ゼロ」の達成を誓い合った。
 冒頭、同協力会の南村重人会長(阪和興業鉄構営業部部長)は「問題を早期発見・対応するのはもちろん大事だが、それ以上に大切なのは事前に予測して問題の発生を未然に防ぐこと。これだけ技術者が不足している昨今の建設業界において、問題が起こらないということはない。そうした環境にあることをしっかりと認識しながら、皆で問題の事前察知に努めていきたい」と述べた。
(写真=会員82人が参集し「災害ゼロ」達成を誓う)
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ボルトの製造工程などを学ぶ

会員ら30人集めて工場見学会

エコザック普及協議会

 高耐食乾式接合胴縁システム「エコザック」の普及を目指すエコザック普及協議会(会長=星山守・カナヤマ社長)は13日、会員および学術会員、特別会員、賛助会員ら約30人を集め工場見学会を開催した。
 冒頭のあいさつで、星山会長は「年中行事の見学会は今回3回目で、エコザックで使用する『シュアツイスト』や『D・LOCK』を見学する。各社の製造工程や性質、品質管理などを学んでほしい」と述べた。 エコザックは、日新製鋼(栁川欽也社長)の高耐食めっき鋼板「ZAM」とロブテックスファスニングシステム(川邉裕一社長)の高耐食タッピング型ワンサイドボルト「シュアツイスト」で構成され、今回の見学会では「シュアツイスト」を製造する倉石鋲螺製作所(倉石和廣社長)と現場での施工で採用実績の多い「D・LOCK」を展開するトーネジ(岡部純社長)を訪れた。
(写真=エコザック 工場見学会)
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