鋼構造ジャーナル記事詳細

2019年11月4日号 NO.1951

●「工場認定条件の保持状況確認制度」を開始/全構協
●免震・制振装置の製造工程を見学/AW検定協・西日本
●川岸工業千葉第一工場で製作工場研修/SASST
●9会場で鉄骨管理技術者試験/鉄骨技術者教育センター
●第45回公開講演会を開催/関西建築構造設計事務所協会
●三栄建設(大阪)の新事務所現場を見学/建築学会近畿支部
●三和工場が本格稼働を開始/サトウ産業(新潟)
●紙上講演会・後編/「新しい外国人雇用」
●特集/非破壊検査
●関東版
●四国版

「工場認定条件の保持状況確認制度」の活動をスタート

全国鐵構工業協会

 全国鐵構工業協会(会長=米森昭夫・ヨネモリ会長)はこのほど、構成員が製作する鉄骨製作品の品質確保を目的として、大臣認定を取得している全構成員について、認定条件の保持状況を確認する制度を設け、活動を開始した。
 この制度は2015年に発覚した落橋防止装置の溶接不良の再発防止のために全構協が学識経験者や関係諸団体の協力を得て設置した「品質管理体制検討委員会」から提言された施策に基づくもので、これを受けて全構協の特別委員会「品質管理委員会」(委員長=永井毅・全構協副会長)が実施要領を作成した。
(写真=米森会長)
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免震・制振装置の製造工程を見学

減衰メカニズムなど学ぶ

AW検定協会・西日本

 AW検定協会・西日本(代表=米原常夫・鹿島建設関西支店専任部長)は10月25日、秋の見学研修会を実施、THK岐阜工場の免震・制振装置の製造工程を見学するとともに、担当者への質疑を交えつつ、その減衰メカニズム等を学んだ。同研修会には約50人が参加した。
 一行は岐阜県不破郡関ケ原町関ケ原のTHK岐阜工場を訪れ、直動転がり支承「CLB」や増幅機構付き減衰装置「RDT」、同調性ダンパー「iRDT」など同社の免震・制震装置の製造現場を見学。翌日は大津カントリークラブで懇親ゴルフ大会を開催、会員相互の交流を深めた。
(写真=免震・制振装置の製造工程を見学)
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三栄建設(大阪)の新事務所現場を見学

BIM活用で製作・施工精度向上

日本建築学会 近畿支部・鉄骨構造部会

 日本建築学会の近畿支部・鉄骨構造部会(主査=多賀謙蔵・神戸大学大学院工学研究科教授)は10月29日、大阪府のHグレードファブ、三栄建設の鉄構事業本部新事務所の現場見学会を開催し、珍しい鉄骨架構の実物を視察するとともに、BIMデータの展開による鉄骨製作・施工精度向上の事例を学んだ。
 新事務所は3階建てでXYともブレース・耐力壁を有するラーメン架構を採用。「ALL鉄骨架構」をコンセプトに、ボロノイ耐震壁やクロスハッチブレースを見せるなど「鉄のショールーム」を目指した。
(写真=現場見学会のようす)
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「明石鋼橋専門学校」開校

保全実習と意見交換通じ学ぶ

橋建協など3団体

 日本橋梁建設協会(略称・橋建協、会長=満岡次郎・IHI社長)、日本鋼構造物循環式ブラスト技術協会(理事長=山田博文・ヤマダインフラテクノス社長)、ツタワルドボク(会長=片山英資・特殊高所技術執行役員)の3団体と明石工業専門学校は10月26日、同校で「一日限定開校 明石鋼橋専門学校」を開校。学生21人が受講した。
 土木業界や橋の保全業務の第一線で働く技術者による講義や体験実習を通じて橋や業界の魅力を学生に伝えることで理解を深めてもらうとともに、興味や関心を引き出すことを目的とした催しで、昨年の木更津工業高等専門校に続く2回目の開催となった。
(写真=学生21人が受講)
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