鋼構造ジャーナル記事詳細

2020年6月15日号 NO.1983

●コロナ影響による評価期限の延長措置/評価センターと全鉄評
●正副会長は全員続投へ/東北鉄構工業連合会
●S造は20県で増加/4月の都道府県別着工統計
●19年度道路橋受注実績は13万966㌧/日本橋梁建設協会
●「新型コロナ感染拡大予防ガイドライン」策定/全鉄評
●松枝健次会長を再選/全国R・Jグレード部会連絡会
●鉄骨技術フォーラム2019/質疑と回答・最終回
●BIMモデルの「デジタル承認」実用化/大林組
●19年度建設投資は61兆7900億円/建設経済研究所
●第15期新役員体制が本格始動/全青会11人を紹介

鉄骨評価センターと全鉄評

新型コロナの影響による評価期限の延長措置を発表

 日本鉄骨評価センターと全国鉄骨評価機構は、新型コロナウイルスの影響で鉄骨製作工場の性能評価(認定工場の審査)の中止・延期により評価の完了する時期が評価対象期限を超える場合の延長措置について、その対応を発表した。
 新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言の発出で評価員が工場に出向き工場審査を行うことが困難となり、更新工場が有する性能評価の評価対象期限(5年)を超える事案が6月末までに日本鉄骨評価センターで14件、全国鉄骨評価機構で2件がそれぞれ生じる見込み。その扱いと措置について今回、国土交通省との協議による業務約款改正認可(5月29日付)を受け、両社とも6月から運用を開始することになったもの。

19年度の道路橋受注実績は13万966㌧

端境期で3年ぶりの20万㌧割れ

日本橋梁建設協会

 日本橋梁建設協会(会長=満岡次郎・IHI社長)はこのほど、会員会社31社の19年度道路橋受注実績をまとめた。それによると、19年度の道路橋受注実績は前年度比39・0%減の13万966㌧となった。16年度の19万1504㌧以来、3年ぶりの20万㌧割れとなった。

全国R・Jグレード部会連絡会

松枝建次会長(松枝興業社長)を再選

第17回通常総会を開催

 全国R・Jグレード部会連絡会(会長=松枝建次・松枝興業社長)は10日、東京都中央区の東京鉄構工業協同組合会議室で第17回通常総会(書面総会)を開催、任期満了に伴う役員改選で、松枝建次会長を再選した。また、3副会長のうち2人が留任、新たに船木寿幸・フナキテッケン専務(静岡県鐡構工業協同組合)が就任した。
(写真=松枝会長)

4月の鋼板流通調査 全国厚板シヤ工組

リーマン以降最低の切断量に

 全国厚板シヤリング工業組合がまとめた4月の鋼板流通調査によると、切断量総計は前月比8・9%減の12万816㌧で、リーマン・ショック以降最低を記録した。月末在庫量総計は同3・9%減の38万8982㌧と14カ月ぶりに40万㌧を割り込んだ。出荷量は14万㌧台と低位だったが、仕入れの抑制により受入量が過去最低水準となったため、在庫の減少につながった。
 厚中板を合計した切断量(賃加工を含む)の全国総計は前月比8・9%減(前年同月比17・1%減)の12万816㌧、出荷量の全国総計は同5・1%減(同14・1%減)の14万9083㌧。切断、出荷ともに前月比で3月ぶりの減少、前年同月比では9カ月連続の減少。リーマン・ショック以降の単月実績としては切断量が今年1月の実績(12万1985㌧)を下回り、3カ月ぶりに最低を更新した。

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