鋼構造ジャーナル記事詳細

2020年7月27日号 NO.1989

●体験学習「ちからのしくみ発見2」/鋼構造研究ネット九州
●H形鋼は7万4000円/物調7月資材価格調査
●免震建築物累計4755棟に/日本免震構造協会
●人と話題/日本鉄塔協会・𠮷田秀喜氏
●堺スチールセンターでスプライス加工を開始/小野建
●夏期特集/新型コロナ禍における大型物件需要への動向
●夏期特集/「私の健康管理・秘訣」
●海外メーカーの機器でトラブル/桂スチール(岡山)
●福岡大学新公認室内プール新設工事/新構法採用し進行中
●2カ月ぶり全品種据え置き/東京製鉄8月契約

体験学習「ちからのしくみ発見2」

地元小・中学生対象に建築鉄骨構造の出前授業

建築鋼構造研究ネットワーク九州地区

 九州地区の設計、学術、ファブなどで構成される日本鉄鋼連盟建築鋼構造研究ネットワーク九州地区(幹事長=堺純一・福岡大学教授)のワーキンググループ(グループ長=尾宮洋一・ワンス設計事務所代表)は8日、地元の小・中学生を対象に建物の安全・安心に関する体験学習を通じ、将来的に関係業界へ興味を抱いてもらうきっかけの創出を狙いとした「ちからのしくみ発見2」を実施するため、福岡市内のワンス設計事務所で第1回の会合をオンライン形式で開いた。
(写真=オンライン形式で会合(写真は尾宮グループ長))

免震建築物、累計4755棟に

日本免震構造協会

「免震・制振建築物の計画推移」を開示

 日本免震構造協会(略称・JSSI、会長=和田章・東京工業大学名誉教授)はこのほど「免震・制振建築物の計画推移」を開示した。会員のうち104社の協力により集積したデータ。直近集計2018年の免震建築物は143棟、調査を開始した1982年からの累計は4755棟となった。

新型コロナ禍における

大型物件需要への動向

大きな変動は現状ではみられず

 わが国だけでなく、世界の経済や生活に大きな影響を与えている新型コロナウイルス。建設業界も現場での感染防止対策の強化、関係者の在宅勤務の拡大、営業活動や打ち合わせの制限、図面関係の承認の遅れなどさまざまな影響がでており、とくに今後は需要・市況を含めた今後の見通しが焦点になっている。大型物件に関しては東京五輪の延期に伴う工程の見直しなど一部で流動的になっているものの、全体の流れのなかでは比較的堅調に推移しており、今のところ大きな影響は見られない。現状で今後の需要を予想することは極めて難しいが、動向をとりまとめた。
(写真=写真は本文と関係ありません)

東京製鉄 8月契約

2カ月ぶり全品種据え置き

7月契約の値上げ浸透見極める

 東京製鉄は14日、8月契約の店売り向け販売価格を全品種で据え置くと発表した。全面据え置きは2カ月ぶり。新型コロナウイルス感染拡大による景気悪化で輸出は減少しているが、中国の鉄鋼内需は依然旺盛で、製品市況も強含みとなっており、日本市場にも復調の兆しが見える中、先月表明した全面値上げの浸透を見極めたいとし、販価の据え置きを決めた。
 日本の鉄鋼市場は緊急事態宣言の解除以降、停滞していた経済活動の段階的な再開に伴って荷動きが緩やかながら上向き、市況の潮目も変わりつつある。

▽サービスについてのお問い合わせ・お申し込みは、お電話またはフォームよりお願い致します▽

株式会社
鋼構造出版
ホームページからのお問い合わせはこちら