鋼構造ジャーナル記事詳細

2020年9月21日号 NO.1997

●「検査技術者更新講習」がスタート/全構協と鉄建協が共同実施
●実大動的試験施設の設立へ向けシンポジウム/免震構造協会
●特化則に関する資料作成へ/日本溶接協会
●『溶接女子がゆく』を刊行/日本溶接協会
●新社長登場/橋本浩嗣氏・ナガオカ(京都)
●ヤード貸出事業が順調/上柿鉄工建設(奈良)
●外国人技能実習生2人を採用/マツオカ鉄工(三重)
●大手ファブトップ/IHIインフラシステム・石原進社長
●大手ファブトップ/横河ブリッジ・髙田和彦社長
●H形鋼在庫は16万2100㌧/日本製鉄ときわ会

「検査技術者更新講習」がスタート

会場ではコロナ感染防止対策を徹底

全構協と鉄建協が共同実施

 全国鐵構工業協会と鉄骨建設業協会の共同実施による「2020年度建築鉄骨検査技術者の更新講習会」が2日の福岡会場を皮切りにスタートした。
 2日に行われたのは超音波検査技術者の更新講習で今後、全国5会場で11月まで、製品検査技術者は今月17日の大阪会場をスタートに、全国7会場で12月まで開催される。
(写真=会場の定員を例年の半数以下にしてソーシャルディスタンスを確保(上)、会場受付時に問診票の提出、非接触の体温測定など対策を図った(下))


実大動的試験施設の設立へ向けシンポジウム開催

日本免震構造協会

 日本免震構造協会(略称・JSSI、会長=和田章・東京工業大学名誉教授)は14日、東京都港区の明治記念館でシンポジウム「国土強靭化に応える確かな土木建築の免震・制振構造の展開/健全な技術発展と普及を支える実大動的試験施設を設立しよう」を開催した。会場参加は60人超、ウェブによる同時配信の視聴者は1500人を超えた。
(写真=シンポジウムのもよう。会場開催と同時にウェブ配信も行った)

「溶接ヒューム」規制の説明会開催へ

埼玉労働局から講師招き

埼玉県鉄構業協組

 埼玉県鉄構業協同組合(理事長=新井公雄・アラコウ会長)は9日、川越市の鉄構会館で役員会を開き、『「溶接ヒューム」特定化学物質の規制についての説明会』を10月に開くことを決めた。
 来年4月施行の労働安全衛生法施行令の一部改正で溶接ヒュームが特定化学物質の規制対象に追加され、溶接作業を行うファブ各社には作業主任者の選任や特殊健康診断の実施、さらに作業場の溶接ヒューム濃度測定とその結果に応じた換気装置の設置などの対応が求められる。
(写真=役員会のようす)

H形鋼在庫は16万2100㌧

在庫低位、歯抜けも散見

日本製鉄 ときわ会

 日本製鉄のH形鋼を扱う商社・特約店で構成される「ときわ会」の調べによると、8月末のH形鋼全国流通在庫は前月比800㌧、0・5%減の16万2100㌧と7カ月連続で減少した。16万㌧台は3カ月連続で、11年1月以来の低い水準となった。在庫率は2・46カ月と前月から0・20ポイント上昇。出庫量は7万㌧を切る低水準だが、仕入れの抑制により在庫量は1月をピークに減少傾向にある。

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