鋼構造ジャーナル記事詳細

2020年11月9日号 NO.2004

●前年同期比15・2%減の約210万㌧/20年度上期鉄骨需要量
●推定鉄骨需要量は約35万㌧/国土交通省9月着工統計
●田中健二氏(高橋製作所社長)が黄綬褒章/国土交通省
●20年度上期鋼橋受注は8万1257㌧/日本橋梁建設協会
●新社長登場/日鉄ボルテン・吉村康嗣氏
●新理事長/宮崎県鉄構工業会・鴨林昌利氏
●中野盛行氏の「退職記念祝賀会」開催/全国から約50人参集
●デシタルリボン・ファブリケーター版発売へ/優(千葉)
●特集/非破壊検査2020
●21年賀詞交歓会の開催を審議/東構協

20年度上期の鉄骨需要量

前年同期比15・2%減の約210万㌧

需要減が鮮明、価格維持が焦点に

 国土交通省の建築着工統計から試算した20年度上期の鉄骨需要量は、前年同期比15・2%減の約210万㌧となった。都道府県別の結果は表の通りで、沖縄県(前年同月比33・9%増)、佐賀県(同25・9%増)、広島県(同18・4%)、山形県(同17・9%増)、高知県(同13・5%増)、北海道(同11・1%増)が10%を超える大幅な伸び率を示したが、京都府(同39・4%減)、滋賀県(同39・4%減)、熊本県(同39・1%減)、宮崎県(同38・4%減)、東京都(同35・0%減)がいずれも35%超の減少率となり、全体的に落ち込んだ。地域別では北海道(同11・1%増)と四国(同3・8%増)を除き全国で減少、特に首都圏は同19・2%減とこれまでの堅調な推移から一転し、大幅減となった。

20年度上期鋼橋受注は8万1257㌧

保全工事比率が金額ベースで50%超

日本橋梁建設協会

 日本橋梁建設協会(会長=満岡次郎・IHI会長)はこのほど、20年度上期の会員会社31社の鋼橋受注実績を公表した。それによると20年度上期の鋼橋受注実績は前年同期比38・2%増の8万1257㌧となった。
 品目別では、道路橋が同62・9%増の7万7293㌧と増加したが、鉄道橋が同54・7%減の3943㌧、その他の鋼橋が同53・2%減の156㌧、ロック・スノーシェッドがゼロ、海外橋梁がマイナス136㌧となった。

中野盛行氏の功績称える

全国各地から約50人参集

「退職記念祝賀会」を開催

 福岡県鉄構工業会事務局に45年間勤務し、今年6月に退任した前専務理事、中野盛行氏の「退職記念祝賀会」が10月30日、福岡市博多駅前のオリエンタルホテルに全国から約50人が参集して盛大に行われた。
 発起人は松井千秋氏(九州大学名誉教授)、堺純一氏(福岡大学教授)、金子和英氏(金子技建社長)、中村寿宏氏(元・神戸製鋼溶接システム部部長)、和田徹氏(鋼構造出版大阪支社副部長)。
(写真=立木氏から中野氏(右)へ感謝の花束)

東構協

21年賀詞交歓会の開催を審議

ウェブ併用で理事会

 東京鉄構工業協同組合(理事長=吉岡晋吾・吉岡工業社長)は10月28日、東京・中央区の東構協会議室でウェブを併用した理事会を開催した。
 21年賀詞交歓会に関しては1月開催で会場を予約しているものの、新型コロナウイルス感染防止の観点から、その内容や対応などを継続審議とした。
(写真=ウェブ併用で理事会を開催)

▽サービスについてのお問い合わせ・お申し込みは、お電話またはフォームよりお願い致します▽

株式会社
鋼構造出版
ホームページからのお問い合わせはこちら