鋼構造ジャーナル記事詳細

2021年3月1日号 NO.2020

●市況、環境とも正念場を迎える/大型物件の現状
●H形鋼は8万2000円に続伸/物調2月資材価格調査
●新単価は3月から適用/21年公共工事設計労務単価
●齋藤会長が「大仙市技能功労者表彰」/興栄建設(秋田)
●「鉄骨技術フォーラム20」/質疑と回答⑥
●溶接ロボットなど更新/長国鉄工所(愛知)
●コロナ下の組織運営③
●2カ月連続で全品種据え置き/東京製鉄3月契約
●「技術力派遣制度」の成果発表/産鋼スチール(北海道)
●「溶接ヒューム」で講習会/長野県鐵構組合

大型物件の現状

主要ファブは年内の仕事量を確保

市況、環境とも正念場迎える

 昨年の鉄骨需要量はコロナ禍により大幅減となったが、大型物件は高層、低層とも比較的堅調に推移し、工事の進ちょくは順調といわれている。実際、これらを手掛ける主要大手ファブではすでに年内の仕事量を確保し、引き合いも活発だ。ただ、決して安泰というわけではない。高層物件ではコロナ禍の影響で図面の承認が遅れ、工程そのものにも影響した。物流倉庫やデータセンターの需要も急増しているが、ゼネコンの受注競争に伴う価格の下押し、さらには施主なとの業績悪化による計画見直し、鋼材価格の相次ぐ値上げなど懸念材料は尽きない。市況、環境とも正念場を迎えている大型物件の実態まとめた。

興栄建設(秋田)

齋藤鐵雄会長が「大仙市技能功労者表彰」

 秋田県のHグレードファブ、興栄建設(本社・大仙市、齋藤靖社長)の齋藤鐵雄会長が「溶接工」として令和2年度「大仙市技能功労者表彰」を受けた。▽長年にわたり、首都圏の著名物件など難易度の高い溶接を数多く手がけた技能の優秀性▽後継者の育成▽団体の役職を歴任し、業界の発展に尽力――などが顕彰された。
(写真=「大仙市技能功労者表彰」を受けた齋藤会長)

「溶接ヒューム」で講習会

組合員ら28人が参加

長野県鐵構組合

 長野県鐵構事業協同組合(理事長=飯島正博・飯島工業所社長)は2月18日、長野市の長野ターミナル会館国際ホールで「溶接ヒューム/特定化学物質障害予防規則等改定」をテーマに講習会を開催した。
 同組合の技術委員会(委員長=内田秀一・内田鐵工所)が企画したもので、当日は組合員22社・28人が参加した。
(写真=組合員22社・28人が参加)

東構協

来年度通常総会などを審議

ウェブ併用で理事会を開催

 東京鉄構工業協同組合(理事長=吉岡晋吾・吉岡工業社長)は2月17 日、東京・中央区の東構協会議室でウェブを併用した理事会を開催した。
 理事会では全国鐵構工業協会、同関東支部、東構協各委員会、東構塾、ウェブサイト委員会などの活動状況を報告。この中で、2月24日に「溶接ヒュームの法改正/ウェブセミナー」の開催と講師や現在の受講人数などが説明された。また、審議事項では、①定款の変更②第35回通常総会――などを協議した。

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