鋼構造ジャーナル記事詳細

2021年5月24日号 NO.2032

●20年度実績は4万1786㌧/鉄塔需要
●6月の設立総会に向け協議/鉄骨現場溶接協会
●建設許可業者数が3年連続増加/国土交通省
●コロナへの対応策を最優先/日本鉄塔協会が総会
●「鉄骨技術フォーラム20」/質疑と回答⑰
●鉄構業界団体総会ニュース
●H形鋼の店売り向け販価値上げ/日鉄スチール
●全品種を1万以上値上げ/東京製鉄6月契約
●店売り向けH形鋼を1万円値上げ/日本製鉄
●溶接ヒューム説明会を開催/滋賀県鐵構組合

鉄塔需要

20年度実績は4万1786㌧

連系線の共同発注の一部が計上

 日本鉄塔協会(会長=吉田秀喜・安治川鉄工社長)がとりまとめた20年度の鉄塔受注実績は、前年度比2・2%増の4万1786㌧となった。発注者別内訳は、電力鉄塔が同5・7%増の3万7821㌧、電力鉄塔以外が同12・2%減の3965㌧となっている。

建設許可業者数が3年連続増加

鋼構造物工事業は2・7%増

国土交通省

 国土交通省は、21年3月末時点での全国の建設業許可業者数を公表した。
 それによると、建設許可業者数は47万3952業者(前年比0・3%増、1479業者増)で、3年連続の増加となった。
 鋼構造物工事業は8万4222業者(同2・7%増、2216業者増)と9年連続で増加した。内訳は一般建設業許可が同2・6%増の6万3721業者、特定建設業許可が同3・2%増の2万501業者。

東京製鉄 6月契約

全品種を1万円以上値上げ

コスト高転嫁と内外価格差是正図る

 東京製鉄は17日、6月契約で全品種を値上げすると発表した。世界的な鉄不足に伴う主原料コスト上昇の転嫁と国内外の製品価格差の是正を図るためで、値上げ幅はH形鋼、縞H形鋼、I形鋼、溝形鋼、U形鋼矢板、異形棒鋼、厚板が1万円、ホットコイル、縞コイル、熱延鋼板、縞鋼板、角形鋼管が1万6000円、酸洗コイル、溶融亜鉛メッキコイル、酸洗鋼板が1万8000円といずれも1万円以上の大幅な販価改定となる。また、H形鋼のサイズエキストラ価格を2000〜7000円引き上げた。

日本製鉄

店売り向けH形鋼を1万円値上げ

コスト負担増への対応急務

 日本製鉄は18日、5月契約(6月生産分)の店売り向けH形鋼の販売価格を前月比で1万円値上げすると発表した。製品需給や生産コストなどを総合的に勘案し、4カ月ぶりに値上げに踏み切った。依然、鉄鋼主原料の価格動向は予断を許さない状況が続いており、次月以降も追加値上げを検討する考え。販売数量については各在庫店の入出庫・在庫の状況を精査した上で「必要最小限かつ慎重な引き受けを行う」。

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