鋼構造ジャーナル記事詳細

2021年5月31日号 NO.2033

●大型物件、倉庫用途が上伸/20年度規模・使途別鉄骨需要
●第21回定時株主総会開く/日本鉄骨評価センター
●第30回総会をウェブ開催/全青会
●「鉄工技能士 現図講習会」/長野県鐵構組合
●新工場建設適地を確保/冬木工業(群馬)
●SDGs認証への取り組みを推進/キクシマ(横浜)
●「鉄骨技術フォーラム20」/質疑と回答⑱
●シリーズ「女性活躍」/事例に学ぶ③鉄建設計(静岡)
●鉄構業界団体総会ニュース
●進む溶接ヒューム測定/関西A社の実例を紹介

20年度規模・使途別鉄骨需要

大型物件、倉庫用途が上伸

「需要の〝潮目〞は今年度内」で一致

 国土交通省の建築着工統計から算定した20年度の推定鉄骨需要量は前年比9・7%減の約412万1000㌧となった。東京五輪関連の工事が一段落し、需要の『端境期』という状況に新型コロナ禍が加わり、中小物件を中心に工事の中止や延期などもあって需要が低迷したことが最大の要因とされる。内訳をみる限り、規模別では大型が堅調で、使途別では物流倉庫や店舗の躍進などが目立つ。21年度も基本的な流れとしては現在の状況が継続するものと予想されるが、半導体や自動車分野等での大型工場の建設計画が具体化し、海外経済の回復から国内製造分野の復調の兆しもみえる。

全青会

第30回総会をウェブ開催

「できることを粛々と」

 全国鐵構工業協会 青年部会(略称・全青会、会長=池田和隆・池田鉄工社長、構成員940人)は19日、ウェブ上で第30回通常総会を開いた。4月に開催した3地区ウェブ会議で各都道府県会長に総会議案の内容説明を行い、意見・質問を受け付けた上で委任状の提出を求め、総会に臨んだ。当日は第15期理事全11人が参加した。
(写真=第30回通常総会のもよう)

溶接ヒュームレポート

進む溶接ヒューム測定

〜関西A社の実例を紹介〜

 2022年4月1日から溶接ヒュームの濃度測定や有効な呼吸用保護具の使用義務化が始まる。これを前に全国のファブでは溶接ヒュームの測定に向けた準備を進めており、すでに測定を実施したファブも出てきた。溶接ヒューム測定の具体的手順、また測定結果や必要な対策はどのようなものなのか。ここでは今春、測定を実施した関西のMグレードファブ、A社(※注 測定結果を記載するため匿名)の例を紹介する。

日鉄建材

建材製品を追加値上げへ

6、7月で計2万〜2万5000円

 日鉄建材(本社・東京都千代田区、中川智章社長)は、建築建材製品の追加値上げを発表した。6、7月の2カ月間で軽量形鋼、角パイプ、ロールコラム、プレスコラムは計2万円、酸洗・めっき鋼板が母材の軽量形鋼と角パイプ、床商品は計2万5000円値上げする。

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