鋼構造ジャーナル記事詳細

2021年6月21日号 NO.2036

●市況は全面高の様相呈する/建材市場動向
●「業界紹介ポスター」を作成/全国鐵構工業協会
●20年度性能評価件数は293件/全鉄評が定時株主総会
●2020年度事業報告など承認/鉄骨技術者教育センター
●20年度鋼橋受注実績は19万7366㌧/日本橋梁建設協会
●ハイブリッド形式で総会を開催/日本溶接協会
●シミュレーターで技能磨く/ポリテクセンター京都
●厚板を5000円値上げ/東京製鉄7月契約
●建材製品を追加で値上げ/日鉄建材
●店売り向けH形鋼を値上げ/日本製鉄

建材市場動向

市況は全面高の様相呈する

流通の価格転嫁が本格化

 建築用鋼材各品種の市況は、上昇機運が急速に強まってきた。鉄鋼・建材メーカー各社による製品価格の大幅値上げが相次ぐ中、流通は採算重視の販売姿勢がより鮮明で、これまで停滞していた需要家への価格転嫁が一気に進行しつつある。メーカーは鉄鋼主原料・副資材の価格、物流費の上昇や減産体制下でのトン当たりの固定費増などのコストプッシュに対して採算を確保するため大幅な価格改定を断行しており、その歩みはとどまる気配がみえない。

「業種紹介ポスター」を作成

全国の各鉄構組合に配付

全国鐵構工業協会

 全国鐵構工業協会(会長=米森昭夫・ヨネモリ会長)は鉄骨製造業の業種紹介ポスターを作成、全国の各鉄構組合に配付した。
 会員からの「鉄骨製造業の業種としての社会的な認知度が低く、円滑な人材採用活動の妨げとなっている」との指摘に応え、作成したもの。
(写真=ポスターとリーフレットで鉄骨製造業を紹介)

20年度鋼橋受注実績は19万7366㌧

金額ベースでは保全事業が約47%占める

日本橋梁建設協会

 日本橋梁建設協会(会長=髙田和彦・横河ブリッジ社長)はこのほど、20年度の会員31社の鋼橋受注実績を公表した。
 それによると、鋼橋受注実績は前年比8・3%増の19万7366㌧となった。品目別では、道路橋が同4・2%増の18万3257㌧、ロック・スノーシェッドが321㌧(前年度実績ゼロ)と増加したが、鉄道橋が同10%減の1万3186㌧、その他の橋梁が同10%減の737㌧、海外橋梁がマイナス136㌧(仕様変更等による)となった。

「検査技術者学科講習会」を開催

全構協・関東支部

1都9県から約100人が参加

 全国鐵構工業協会・関東支部(支部長=大竹良明・群馬県鐵構業協同組合理事長)は4、5の両日、群馬県高崎市のGメッセ群馬で建築鉄骨製品検査技術者学科講習会を開催、当日は関東支部1都9県のファブを中心に約100人の実務者が参加した。
 同講習会は建築鉄骨製品検査技術者の学科試験合格を目指し、2日間にわたり鉄骨や精度管理、品質管理、検査計画などの基礎知識を学ぶとともに、演習問題や模擬試験などを通じて理解度を確認した。
(写真=約100人の実務者が参加)

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