鋼構造ジャーナル記事詳細

2021年7月19日号 NO.2040

●社員や家族対象に職域接種を実施/三栄建設(大阪)
●4つのテーマで勉強会/建築構造技術研究会
●感染防止ガイドラインをまとめる/AW検定協会
●免震建築物、累計4975棟に/日本免震構造協会
●「逸見会長のお別れの会」/CIW検査業協会
●新社長登場/テックル(福井)・冨田康人氏
●サブマージ溶接機を増設/川田工業・栃木工場
●「21年度CFT構造賞」9件を発表/新都市ハウジング協会
●H形鋼、厚板など値上げ/東京製鉄8月契約
●店売り向けH形鋼を値上げ/日本製鉄

三栄建設(大阪)

社員や家族対象に職域接種を実施

約1000人が1回目終了

 大阪府のHグレードファブ、三栄建設(大阪府八尾市、青山浩章社長)は13日、5日間にわたる同社グループの社員や家族約1000人を対象にした新型コロナワクチンの職域接種(1回目)を無事終えた。職域接種には人数制限や医師・看護師の手配など、実施するにあたりクリアしなければならない条件があるため、中小企業が大半を占める全国鐡構工業協会構成員企業の多くで実現にまで至るのは難しいのが実情だ。それだけに、今回の実施は全国的にも稀なケースといえる。
(写真=約1000人が接種)

AW検定協会

試験立会の新型コロナ感染防止ガイドラインをまとめる

 AW検定協会(会長=早野裕次郎・山下設計プロジェクト情報管理室室長)はこのほど、新型コロナウイルス感染拡大予防のため「AW試験立会における新型コロナウイルス感染防止ガイドライン」をまとめた。立会検定員やその所属企業、受験事業所などに周知し、感染防止・拡大予防に務める。
 ガイドライン適用の地域と対象期間は、「第36次(2021年度)に実施する技量検定事業や溶接施工要領評価事業での試験立会全てに適用する」としている。

川田工業・栃木工場

サブマージ溶接機を増設

□2000㍉サイズに対応

 Sグレードファブの川田工業(富山本社・富山県南砺市、川田忠裕社長)はこのほど、栃木工場(栃木県大田原市)でサブマージ溶接機を増設、□2000㍉サイズの4面ボックスの製作が可能となった。
 同社ではこれまで、□1300㍉までのサイズをライン化して生産しており、大型サイズについては固定した設備を持たず、個別で対応してきた。
(写真=増設したサブマージ溶接機)

日本製鉄

店売り向けH形鋼を値上げ

7月契約分から5000円

 日本製鉄は13日、7月契約(8月生産分)の店売り向けH形鋼の販売価格を前月比で5000円値上げすると発表した。諸コスト、国内外の需給動向と市況水準を総合的に勘案したもので、値上げは3カ月連続。販売数量は各特約店の入出庫・在庫の状況を個別に精査した上で必要最小限にとどめる方針だ。また、プロジェクト向けのH形鋼販売価格についても「もう一段是正を進める」とし、国内外の需給動向などを踏まえながら販価を引き上げるとの考えを示した。

▽サービスについてのお問い合わせ・お申し込みは、お電話またはフォームよりお願い致します▽

株式会社
鋼構造出版
ホームページからのお問い合わせはこちら