鋼構造ジャーナル記事詳細

2021年8月23日号 NO.2045

●九州地区、大きな被害なし/西日本豪雨調査
●18社の新規会員を承認/鉄骨現場溶接協会
●月内にウェブ会議システム整備/埼玉県鉄構業協同組合
●「特化物作業主任者講習会」開く/山梨県鉄構溶接協会
●コアピープル/岩永洋尚・全構協・九州支部新支部長
●H形鋼・鋼板向け5機種の販売開始/新東工業(愛知)
●地区別鉄骨景況/全国各地の動向調査
●酸洗鋼板を3000円値上げ/東京製鉄9月契約
●店売り向けH形鋼販価据え置き/日本製鉄
●クローズアップ/電炉の再編加速はあるのか

西日本豪雨調査

九州地区、大きな被害なし

毎年続く豪雨災害に備えを

 11日以降、西日本で線状降水帯が発生したことにより降り続いた大雨は、数十年に一度という降水量をもたらした。幸いにもファブリケーターに大きな被害は発生しなかったが(8月18日午前現在)、九州地域のMグレードファブで30~40㌢の工場浸水が発生。一次加工機など大型設備の被害は小さかったものの、溶接機やガウジング機が水に浸かり損傷したとの報告があった。

理事会で新規会員を承認

18社、登録AW工253人

鉄骨現場溶接協会

 鉄骨現場溶接協会(会長=原博之・原産業会長)は4日、都内で理事会を開催し、設立総会で募集した会員の承認や関連諸団体に対する趣旨説明、今後の事業などについて審議した。
 理事会では設立総会で募集した会員を承認、初年度の会員は理事を含め18社でスタートすることとなった。同協会は会員各社に所属する現場AW資格保有者数で会費を決定するが、18社で資格者253人が登録された。併せて承認された会員に送る通知書のフォーマットを決め、8月中旬までに送付することにした。
(写真=今後の事業を協議)

酸洗鋼板を3000円値上げ

スキッドエキストラも改定

東京製鉄 9月契約

 東京製鉄は17日、9月契約で酸洗鋼板の販売価格を3000円値上げし、スキッドエキストラを3000円に引き上げると発表した。酸洗鋼板の値上げは2カ月ぶり。新型コロナウイルスの再度の感染拡大でアジア地域を中心に鋼材市況が一時的な踊り場を迎えたことに加え、国内鋼材市況はメーカー値上げの浸透になお時間を要するとみられることから、酸洗鋼板以外の品種は販価を据え置いた。

日本製鉄

店売り向けH形鋼販価据え置き

これまでの値上げの浸透見極める

 日本製鉄は18日、8月契約(9月生産分)の店売り向けH形鋼の販売価格を前月比で据え置くと発表した。販価据え置きは4カ月ぶり。5〜7月の3カ月連続で実施した値上げの浸透具合と市場動向を見極めるため、今月は値上げを見送った。原料価格の高止まりをはじめ緊迫したコスト事情が続く見通しから引き続き販価是正が急務とし、次月にも追加値上げを検討する。

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