鋼構造ジャーナル記事詳細

2021年10月25日号 NO.2054

●全構協のメーカーとの情報交換を報告/全構協・中国支部
●特殊建築物の建方を視察/香川県鋼構造協組
●11月の一般形鋼5000円値上げ/大阪製鉄
●H形鋼は10万6000円/物調10月資材価格調査
●ジャスト(神奈川)が受賞/情報化促進貢献個人等表彰
●熊谷工場(埼玉)の新事務所が完成/日本ファブテック
●東証TOKYO PRO Marketに上場/サトウ産業(新潟)
●鋼材緊急アンケート/鋼材のリードタイムを調査
●亜鉛アルミ合金めっき加工を開始/横浜ガルバー(神奈川)
●各社とも「大きな地震被害なし」/東構協が理事会

全構協・中国支部が定例会

全構協のメーカーとの情報交換を報告

「受注価格への転嫁が重要課題に」

 全国鐵構工業協会の中国支部(支部長=福田秀章・大照建工社長)は13日、広島市内のホテルセンチュリー21で令和3年度第3回定例会を開き、全構協が実施した鋼材メーカーなどとの情報交換の内容を報告した。
 福田支部長は冒頭、「コロナ感染対策に十分に注意し、有意義な事業を進めていきたい」とあいさつし、続いて、全構協の山本泰徳副会長・広島県鉄構工業会理事長(ステントス社長)は「景況は(コロナ禍の影響から)回復傾向にあるものの、鋼材の価格高騰や入手難などが課題となっている」と述べた。
(写真=各県の需給状況を報告)

工事見学会を開催

特殊建築物の建方を視察

香川県鋼構造協組

 香川県鋼構造協同組合(理事長=岡崎巧・岡崎製作所社長)はこのほど組合員ら約30人を集めて工事見学会を開き、高松市屋島東で建設が進んでいる「高松市屋島山上拠点施設( 仮称)」の現場を視察した。
 同物件は屋島の歴史紹介とともに自然観光を楽しむことを目的とした高松市の公共文化施設。見学会では鉄骨加工を担当したMグレードファブ、宮本鉄工所の宮本英一郎社長による説明を聞きながら三次元に曲げ加工された特殊な形状の梁部材や屋根の母屋部材、平面ではない地面への基礎部の工事現場を見て回った。
(写真=上空から見た建方現場)

経産省「情報化促進貢献個人等表彰」

ジャスト(神奈川)が受賞

 経済産業省は5日に「令和3年度 情報化促進貢献個人等表彰」を発表し、業界関係では検査大手のジャスト(本社・神奈川県横浜市、安藤純二社長)が受賞した。11日に同省で表彰式が行われ、角田賢明・代表取締役副社長が出席し、吉川ゆうみ経済産業大臣政務官から表彰状を受けた。
(写真=角田代表取締役副社長(左)と吉川経済産業大臣政務官)

コスト高転嫁へ形鋼類など値上げ

東京製鉄 11月契約

形鋼5000円、厚板3000円

 東京製鉄は18日、11月契約の店売り向け販売価格についてH形鋼など形鋼類5品種を5000円、異形棒鋼と厚板を3000円値上げすると発表した。2カ月ぶりの値上げ。原料価格の上昇をはじめ生産コストが高水準で推移する中、品種ごとの需給環境を考慮し、これら7品種の値上げを決めた。
 国内鋼材市場では、品種を問わず需給バランスが一段と引き締まってきそうだ。ますます強まるタイト感を背景にメーカー値上げが浸透し、市中相場はさらに上昇するものと見込まれる。

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