鋼構造ジャーナル記事詳細

2021年11月15日号 NO.2057

●加工賃2万円アップを目指す/全構協・近畿支部
●鉄骨需要は26府県で増加/9月の都道府県別着工統計
●「隅肉溶接試験免除規定改定」の周知徹底/AW検定協会
●21年度上期は49万5269㌧/めっき生産実績
●「信州の名工」に赤羽氏/阿部・長野県知事から表彰状
●中野鉄工(山形)をグループ傘下に/イタガキ(山形)
●「ドローン事業部」を開設/渡辺鐵工所(神奈川)
●大阪駅前の再開発進む/看板ウオッチング・ワイド版
●鋼材の価格高騰と納期長期化/材料15万円の領域に
●溶接材料キロ当たり10%値上げ/日鉄溶接工業

全構協 近畿支部

〝近畿はひとつ〟のもと団結

加工賃2万円アップを目指す

 全国鐵構工業協会の近畿支部(支部長=出雲津芳・出雲建設社長)は4日、三重県桑名市の長島温泉・花水木で移動例会を開き、支部が長年にわたりスローガンとして掲げている〝近畿はひとつ〞への変わらない意思を所属府県に確認するとともに、このスローガンのもと、団結して課題に取り組むことを申し合わせた。
 鋼材高騰分の受注価格への転嫁だけでも加工賃の圧迫が免れない中、鋼材価格の転嫁すら実現されていない構成員もある。これでは企業経営が成り立たないとし、地域に関係なく近畿が一丸となって少なくとも「それぞれの企業で今の受注価格より2万円アップ」に取り組むこととした。
(写真=各府県の近況などで意見交換)

米森会長・小貫専務理事と懇談会

全構協・東北支部

 全国鐵構工業協会・東北支部(支部長=渡辺勝・福島県鉄構工業組合理事長)は10月28日に全構協の米森昭夫会長と小貫武専務理事との懇談会を、宮城県仙台市のホテルJALシティ仙台にて開催した。
 懇談会では、米森会長より6月以降の全構協や関係団体の組織体制や、業界にとって大きな問題となっている鋼材の需給と価格高騰についての今後の見通し、首都圏や大都市における再開発事業や大型プロジェクトを中心とした今後の仕事量の見通し等について様々な説明が行われた。
(写真=懇談会のもよう)

「隅肉溶接試験免除規定の改定」

AW検定協会

受験事業所に改めて周知を徹底

 AW検定協会(会長=早野裕次郎・山下設計プロジェクト情報管理室室長)はこのほど、「AW検定工場溶接試験運用規定の隅肉溶接試験免除規定の改定」について受験事業所などに改めて周知を行った。 同協会はこれまでにも隅肉溶接試験の免除資格の取得に関し、改定内容を受験事業所に通知してきたが、2022年度(第37次)検定試験から新免除規定に完全移行することを受けて今回、改めて周知の徹底を図ったもの。

「信州の名工」に赤羽廣治氏(赤羽鉄工社長)

「卓越した技能者」で阿部・長野県知事から表彰状

 長野県の令和3年度「信州の名工」(卓越技能者知事表彰)を赤羽廣治氏(赤羽鉄工社長、Mグレード)が受賞した。2日、長野市内のホテルで表彰式が挙行され、阿部守一知事から表彰状が贈られた。
(写真=令和3年度「信州の名工」を受賞した赤羽氏)

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