鋼構造ジャーナル記事詳細

2021年12月6日号 NO.2060

●山積みは来年の秋から年末まで/関東Hグレード協議会
●全品種3000円値上げ/新関西製鐵
●推定鉄骨需要量は約54万㌧/国土交通省10月着工統計
●村上久登氏が受賞/「松本市技能功労者褒賞」
●「工場長能力向上研修会」開催/山形県鉄構工業組合・青年部
●平鋼・角鋼を3000円値上げ/王子製鉄
●特集/建材流通と部材加工
●仕事量など現状を報告/全国ビルトH工業会・東日本支部
●安全祈願祭は来年1月27日/三重県鐵構工協組
●初の対面理事会を開催/全青会

関東Hグレード協議会

山積みは来年の秋から年末まで

会員の現況や課題で意見交換

 関東Hグレード協議会(会長=太田昌志・太田鉄工社長)は11月26日、東京・千代田区のアルカディア市ヶ谷で全体会議を開き、各社の受注状況や業界の課題について情報交換した。
 当日は参加した会員全24社が工場稼働率など近況を報告した。それによると、山積みは来年の秋から年末までを確保。しかし、図面決定の遅れや現場都合による工程のずれという従来の課題に加え、昨年後半から大きなテーマとなっている『鋼材の価格高騰や納期長期化』を訴える声が相次いだ。
(写真=受注状況や業界の課題で情報交換)

需要状況で情報交換

米森会長らが出席

全構協・中国支部例会

 全国鐵構工業協会の中国支部(支部長=福田秀章・大照建工社長)は11月25日、岡山駅前のホテルグランヴィア岡山で全構協の米森昭夫会長(ヨネモリ会長)と山本泰徳副会長(広島県鉄構工業会理事長、ステントス社長)、小貫武専務理事の出席のもと、令和3年度第4回定例会を開いた。
 会議では材料の入手難や価格高騰の現状を各県自治体に訴える取り組みや、溶接ヒューム規制対策などを報告した。特に材料の調達状況については「短期間での価格変動や納期遅延を自治体に認めてもらう必要がある」との意見が聞かれた。
(写真=第4回定例会のようす)

サトウ産業(新潟)

「TOKYO PRO Market上場記念祝賀会」に関係者約220人が出席

 新潟県のHグレードファブ、サトウ産業(上越市上名柄、佐藤明郎社長)は11月22日、上越市のデュオ・セレッソで「TOKYOPRO Market上場記念祝賀会」を開催。当日は佐久間豊・新潟県副知事、高鳥修一・衆議院議員、中川幹太・上越市長をはじめ、取引先、同業者など関係者約220人が出席した。
(写真=あいさつする佐藤社長)

全国ビルトH工業会・東日本支部

定例会で仕事量など現状を報告

母材不足による失注が増加

 全国ビルトH工業会・東日本支部(支部長=梅田夏吉・ティー・エス・ティー社長)は11月24日、都内でウェブ併用の定例会を開き、直近の仕事量や母材価格上昇への対応などを報告した。また、当日は定例会に先立って高炉メーカーの営業担当者と厚板市場動向について意見交換した。
 定例会に先立ち行われた高炉メーカーとの勉強会では、はじめに日本製鉄厚板・建材事業部厚板・建材営業部建築建材室の北爪彰人室長、岩見敏弘上席主幹、臼井輝幸課長が鋼材の需給タイト化と価格上昇の背景にある世界の鉄鋼情勢と同社のカーボンニュートラルビジョンを含む生産設備構造対策について解説した。
(写真=厚板需給について高炉関係者と意見交換)

▽サービスについてのお問い合わせ・お申し込みは、お電話またはフォームよりお願い致します▽

株式会社
鋼構造出版
ホームページからのお問い合わせはこちら