鋼構造ジャーナル記事詳細

2022年8月8日号 NO.2095

●22暦年上期は226万㌧/前年同期比1・4%増
●今後の事業について協議/全構協・中国支部
●推定鉄骨需要量は約43万㌧/国土交通省6月着工統計
●鋼材価格動向を分析/全構協・四国支部
●じゃーなるIV/日本非破壊検査工業会・長岡康之理事長
●全青会・北陸ブロック協議会新会長/小竹真介氏
●都内で全体会議を開く/関東Hグレード協議会
●令和3年度後期適合工場を公表/全国鉄骨評価機構
●特集/日本溶接構造専門学校
●ウェブ形式で定例会開く/全国ビルトH工業会・東日本支部

22暦年上期は226万㌧

前年同期比1・4%増

ほぼ横ばい推移、大型が足踏み

 22暦年上期(1~6月)の鉄骨需要量が前年同期比1・4%増の226万㌧となった。今のペースから暦年の需要量は450万㌧前後になると予想され、500万㌧台に達しない公算が高い。その内訳は規模別で中規模(延べ面積3000~9999平方㍍)が7・4%増、小規模(同3000平方㍍未満)は2・8%増と伸びたものの、これまで堅調な動きを示してきた大規模(同1万平方㍍以上)が同3・2%減となった。使途別では「倉庫」が同2・8%増と底堅く推移、ただ、「事務所」が同10・1%減、「住宅」「工場」を除く分野でも減少となった。

全構協・中国支部

今後の事業について協議

フィットテストで情報交換も

 全国鐵構工業協会の中国支部(支部長=妹尾一人・サンベルコ社長)は7月28日、岡山市北区のサン・ピーチOKAYAMAで令和4年度第3回定例会を開催。今後の事業計画を協議するとともにフィットテストの実施状況など各県の現状について情報交換した。
 冒頭、妹尾支部長は「皆さんの忌き 憚たんのない意見交換の内容を全構協に伝えていく」とあいさつした。
 溶接ヒューム規制に関するフィットテストについては各県の対応策としてテストの種類や教育方針、協賛企業などの取り組みが報告された。
(写真=フィットテストの状況など情報交換)

全構協・四国支部

鋼材価格動向を分析

価格転嫁の必要性再確認

 全国鐵構工業協会・四国支部(支部長=登尾昌弘・登尾鉄工社長)は1日、愛媛県四国中央市のホテルグランフォーレで今年度第1回定例会を開催し、鋼材価格の動向を分析した。
 鋼材価格についてはH形鋼とコラム、厚板の変動幅を試算し、2020年6月と比較して平均60%上昇していることが分かった。その結果をもとに意見交換し、改めて受注価格への転嫁の必要性を再確認した。
(写真=今年度第1回定例会を開催)

関東Hグレード協議会

都内で全体会議開く

稼働や受注状況など情報交換

 関東Hグレード協議会(会長=太田昌志・太田鉄工社長)は7月25日、東京都千代田区のアルカディア市ヶ谷で今年度第2回全体会議を開き、会員各社の工場稼働や受注状況について意見を交わした。会員約20人が参集した。
 冒頭、太田会長は「この会は、各社の情報を交換して業界の現況や課題を把握するとともに、会員同士が困った時に助け合える関係を築くことも目的のひとつ。大いに懇親を図ってほしい」と呼び掛けた。
(写真=会員約20人が参集)

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