鋼構造ジャーナル記事詳細

2022年11月14日号 NO.2109

●大型物件は直近5年間で最高水準/22年度上期鉄骨需要
●カンバンW/キオクシア「北上工場第2製造棟」
●鉄骨需要は19都道県で増加/9月都道府県別着工統計
●ファブと商社が懇談会を開催/全構協・九州支部とH部会
●地元小学生が工場を見学/池田鉄工(東京)
●ゼネコンが一部物件で採用/韓国製プレスコラムの動向
●特集/「非破壊検査2022 」
●22年度上期の鋼橋受注7万7515㌧/日本橋梁建設協会
●安全協力会総会と懇親会を開催/アイ・テック
●建築学会中国支部と広島青年部会/「パス間温度」について学ぶ

全規模で前年同期比増、大型物件は直近5年間で最高水準

単価の底上げが命題に

22年度上期 規模・使途別鉄骨需要量

 国土交通省の建築着工統計による22年度上期(4~9月)の推定鉄骨需要量は前年同期比3・3%増の約234万㌧となり、このままのペースで推移すれば通期で470万㌧前後になるとの見方が大勢を占める。昨年に続き緩やかな回復基調にあり、足元では中小ファブでも「繁忙期を迎えている」との声が聞かれるようになった。内訳をみると、規模別では特に大型(1万平方㍍以上)が同7・4%増、使徒別では工場が同34・4%増の伸びを示し、大型の工場や倉庫などが需要をけん引している状況にある。

全構協・九州支部とH部会

ファブと商社が懇談会を開催

鉄骨単価と今後の仕事量で討議

 全国鐵構工業協会の九州支部(支部長=岩永洋尚・岩永工業社長)と同Hグレード部会(会長=赤木紀政・赤木鉄工所社長)は10月25日、福岡市博多区のオリエンタルホテル博多ステーションで在九州商社との懇談会を開催し、鉄骨単価と今後の仕事量などについて話し合った。
 各県の理事長やHグレード部会の理事、商社の担当者らが5つのグループに分かれ、①鉄骨単価の現状と今後の仕事量②価格(工場加工、鋼材、建方、運搬、副資材、人件費など)――の2点について議論した。
(写真=業界の課題や現状について討議)

ケーシック

AW検定協会西日本を訪問

説明会への協力を要望

 全国鐵構工業協会・近畿支部(支部長=出雲津芳・出雲建設社長)の直轄組織である関西鉄骨探究会(通称・K―SIC=ケーシック)は4日、大阪市中央区のAW検定協会西日本事務局を訪問し、AW検定資格説明会の開催へ向け、協力を要望した。
(写真=AW資格の本質について意見を交換)

アイ・テック

安全協力会総会と懇親会を開催

鈴木会長「好景気に浮かれることなく」

 アイ・テックは4日、東京都千代田区のホテルメトロポリタンエドモントで「アイ・テック安全協力会 安全総会・懇親会」を開き、約90人が出席した。
 冒頭、安全協力会の鈴木正一郎会長(鈴木鉄興社長)は「新型コロナウイルスの発生から2年半が経ち、やっと総会が開催できるようになった。来年から契約する鉄骨物件は多く、2〜3年先まで満杯の予定だ。この会は安全第一が目的であり、好景気に浮かれることなく、会員企業と協力して無事故を目指していく。今年はコロナの影響で安全パトロールを思うようにできなかったが、来年は3回行いたい」とあいさつした。
(写真=「安全協力会 安全総会・懇親会」を開催)

▽サービスについてのお問い合わせ・お申し込みは、お電話またはフォームよりお願い致します▽

株式会社
鋼構造出版
ホームページからのお問い合わせはこちら