規模・地域の二極化が鮮明
国土交通省の建築着工統計をベースとした16年度鉄骨推定需要量は約510万㌧(前年度比2・6%増)となった。規模別では大型案件(延床面積1万平方㍍以上)が128万㌧(同0・4%増)とやや足踏み状態となる一方、ようやく中型物件(同1万未満〜3千以上)が86 万㌧(同7・3%増)、小型物件(同3千未満)が297万㌧(2・2%増)とそれぞれ需要を底上げするかたちとなった。
足元の手持ち量、工場稼働率の状況は大手ファブが年内の工事を確保する一方、中小、地方ファブではスポット的な空きが散見される。実需ベースでも、依然首都圏を中心とした大型案件が活況を呈し、地方は薄いという規模・地域の二極化が鮮明となっている。

2017年5月15日号 NO.1822
●16年度鋼橋受注実績は20万㌧/道路橋が11・3%減
●S造は23県で増加/3月の都道府県別着工統計
●旭日双光章受章の大塚孝氏が伝達式に列席/喜び語る
●全国鐵構工業企業年金基金がスタート
●20都道府県で前年増/16年度都道府県別鉄骨需要
●Hグレード工場ルポ/細谷工業(千葉)
●地区別鉄骨景況/全国各地の動向調査
●日本代替エンドタブ訓練協会/会員ら集め講習会開く
●関東版
●北陸版
●松山鋼材/塙工場の新鋼材倉庫が運用開始
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16年度建築鉄骨需要
- 対前年度比2・4%増の約510万㌧
16年度は520万㌧超えか
国土交通省が発表した建築着工統計から換算した3月の鉄骨推定需要量は34・5万㌧で、この結果、16年度の鉄骨需要量は、約510万㌧となった。対前年度比2・4%増と再び増加となるとともに、500万㌧を超えた。消費税率引き上げの駆け込み需要で541万㌧となった14年度には届かなかったが、緩やかながらも堅調に推移しているといえよう。

2017年5月8日号 NO.1821
●全構協・関東支部/「災害時相互支援協定」締結目指す
●全構協/「鉄骨技術研究開発助成制度」選考委員会開催
●国交省建築着工統計/3月の鉄骨需要量は約34・5万㌧
●建設経済研究所/16年度建設投資は52兆1900億円
●AW検定協議会/工事現場溶接臨時試験の結果を公表
●日建連/新会長に山内隆司氏(大成建設会長)
●特集/現場溶接
●ファブが元気な地域/埼玉県秩父市
●近畿版
●四国版
●新日鉄住金/PJ向け建材値決めの手法見直し
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今夏以降の盛り上がりに期待
- 首都圏の大型再開発物件
閉幕後は地方等の伸びが鍵に
東京五輪の競技場や関連施設の始動や首都圏の大型再開発の本格化を控え、今夏以降の需要の盛り上がりに鉄構関係者の大きな関心が集まっている。「ピーク時の加工量はこれまでにない水準」(大手ゼネコン)との見方の一方で、「現場における管理者や溶接専門業者などの不足、ファブの供給能力などの問題もあり、「高水準の需要が継続するものの、極端な伸びは期待できないのではないか」(高炉メーカー建材担当者)など、さまざまな憶測が飛び交う。
(写真=東京都内で建設が進む大型物件(本文と写真は関係ありません))

2017年5月1日号 NO.1820
●東北鉄構連/経営力向上研修会を仙台で開催へ
●国交省/並川氏・黄綬褒章、大塚氏・旭日双光章
●経産省/岡本氏・旭中、阿部氏・旭双、残間氏・旭単
●JSCA/賛助会員と免震・制振テーマに技術交流会
●鉄構業界団体総会ニュース
●建築鋼構造ネット九州地区WG/アンケート結果を分析
●特集/紙上鉄構展
●札幌地区溶接技術競技会/入賞者が決定
●関東版
●中部版
●トリンブル/「テクラ・ユーザーデイ」を開催
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2017年5月号 VOL.30 NO.348
・[特集] 鉄骨ものづくりのいま。
・[論文] 法政大学富士見ゲート
・[gallery] 法政大学富士見ゲート
・[鉄のデザイン+α] 胎内市総合体育館
・[Topics] JSC 「新国立競技場」の建設工事現場を初公開
・[News] 大林組 工事完成イメージ作成-ARアプリ「FutureShot」開発
・[人HUMAN] 朝川 剛さん
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福岡(福井)とヤマト鉄工(石川)を見学
- TNBが工場見学会と定例会
近況報告では仕事増加の声も
鉄骨二次部材加工グループ(通称・TNB、会長=福岡賢・福岡社長)は14日、石川県小松市の粟津温泉・のとやで第18回定例会を開催した。当日は、恒例となっている会員企業の見学会も実施し、福岡(福井県鯖江市、福岡賢社長)とヤマト鉄工(石川県津幡町、東信暁社長)の2社を回った。全国から集った会員は大半が福井県鯖江市で前泊し、情報交換会・食事会にも参加。翌日は、当日組を加えた18名11社(うちオブザーバー3名2社)が工場見学会と定例会に臨んだ。
(写真=福岡にて集合写真)

2017年4月24日号 NO.1819
●エムエム建材安全協力会/120名集めて定期総会
●日本鋼構造協会/「鋼材の識別表示標準」改定作業へ
●H形鋼は7万3000円/物調の4月資材価格調査
●東京ネジ製作所/創業60周年記念式典を開催
●山村(群馬)/ドリルマシン、切断機導入で効率化図る
●菊川工業/オーダー金属加工の受注を開始
●川田工業栃木工場/ボックス製作ラインを強化
●永井製作所(熊本)/社内改革でSグレード昇格
●SINMEI(青森)/本州最北端から小笠原へ鉄骨納入
●北海道版
●東北版
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2017年4月17日号 NO.1818
●全国Mグレード部会が総会/今年度事業計画を承認
●S造は24県で増加/2月の都道府県別着工統計
●「建設従事者安全健康確保推進専門家会議」が初会合
●JANDT/「インフラ調査士講習会」を開催
●DNT那須事業所(栃木)/改良進む水性さび止め塗料
●フルサト工業/取引先と役員ら426名で懇親会
●特集/溶融亜鉛めっき加工
●鉄構・関連会社の入社式
●関東版
●近畿版
●ときわ会/3月末のH形鋼在庫は20万1400㌧
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