繁忙感のなかにも状況変化
- 適正価格には「あと1歩」
夏以降は大型再開発が本格化
鉄骨需要の回復に伴い、鉄骨ファブ各社の工場稼働率は高水準を維持、また、グレードに関係なく、当面の山積み量を確保するなど堅調な展開をみせている。業界全体に繁忙感が漂っているものの、一時期の急伸的な勢いから、”腹8分の経営”や”工期や採算性を優先”など冷静な経営判断ができる、やや落ち着いた状況への変化がみられる。
鉄骨需要の回復に伴い、鉄骨ファブ各社の工場稼働率は高水準を維持、また、グレードに関係なく、当面の山積み量を確保するなど堅調な展開をみせている。業界全体に繁忙感が漂っているものの、一時期の急伸的な勢いから、”腹8分の経営”や”工期や採算性を優先”など冷静な経営判断ができる、やや落ち着いた状況への変化がみられる。
インドネシアで建築や設計等に携わる産学官の関係者30名余りが今月3~12日に来日、建築鉄骨の製作・施工に関する講義や現場見学などを通じて日本の鋼構造技術を学んだ。
(写真上=来日したインドネシア関係者ら、写真下=日本溶接構造専門学校を視察)
静岡県鉄構工業協同組合(理事長=松尾浩亘・松尾鉄工所会長)は1月31日、静岡市内の男女参画センターで『鉄骨製作・検査』と『社会保険未加入問題』に関する講習会を開いた。
(写真=「鉄骨精度測定指針」を中心とした午前の部と社会保険未加入問題の午後の部で行った講習に70名余りが参加)
鉄骨需要は一昨年の夏から回復基調が継続、ファブ各社の工場稼働率も高水準で推移、フル操業の状況にある。アベノミクスや円安株高などの経済効果など国内景気の回復に伴い、建設・建築分野が活況を呈し、今後も東京五輪、震災復興、リニア新幹線など底堅い需要が見込まれている。肝心の鉄骨単価は全体的にかつての〝陥没価格〟から脱却し、着実に改善傾向にあるのが現状だ。
(写真=全国一斉に開催されている鉄構組合の賀詞交歓会。写真は山梨県鉄構溶接協会)
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大阪府鉄構建設業協同組合の技術委員会(委員長=生月美穂・西海建設社長)は21日、組合員の技術や知識の向上を目的とした研修行事の一環として、新日鉄住金和歌山製鉄所形鋼部堺大形工場(堺市堺区築港八幡町)と日鉄住金建材大阪製造所(高石市高砂)を見学した。当日は技術委員のほか組合員ら計43名が参加し、H形鋼の圧延工程や津波避難タワーを見て回った。
(写真上=避難タワーも体験見学、写真下=見学には43名が参加)