「震災対策技術展・宮城」開催
- 7日と8日、仙台・AERビルで
源栄正人氏(東北大学教授)が基調講演
第5回「震災対策技術展・宮城」が7、8の両日、仙台市のAERビルで、2月の横浜、6月の大阪につづいて開催された。セミナー、展示会場ともに盛況で、アークリエイト、横森製作所といった鉄構関連企業が出展した。
(写真上=源栄教授の講演に聞き入る聴講者、写真下=鉄骨造崩壊実験の結果を説明する清水室長補佐)
第5回「震災対策技術展・宮城」が7、8の両日、仙台市のAERビルで、2月の横浜、6月の大阪につづいて開催された。セミナー、展示会場ともに盛況で、アークリエイト、横森製作所といった鉄構関連企業が出展した。
(写真上=源栄教授の講演に聞き入る聴講者、写真下=鉄骨造崩壊実験の結果を説明する清水室長補佐)
鉄骨ファブリケーター業界は、夏場を迎えて耐震補強や改修工事が加わり、「山積みがいっぱいで、しかも断ったあとに再見積もりが来るケースが増加」(Mグレード)という状況になりつつある。地域格差はあるものの、業界は年末に向けて再び繁忙期を迎えることになりそうだ。
国土交通省の着工統計をベースとした14暦年上半期の鉄骨需要は、前年同期比0.5%減の約256万トンとなった。月別推移をみると、1月は前年度比30.8%増と18カ月連続で前年を上回っていたが、2月以降は前年割れとなり、あきらかに消費税率引き上げによる反動減の影響が出たといえる。ただ、12暦年と比較すると、対12暦年同期比18.2%増ですべて月別推移もプラスとなっていることから、前年は消費税の駆け込み需要による『需要の先食い』現象によって、高水準となっただけといえる。震災復旧・復興に加え、大都市圏の大型再開発案件と好調な物流施設は依然底堅く、需要を下支えしていることから、堅調に推移しているとうかがえる。
(写真=活況を呈している都内の再開発物件)
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全国鐵構工業協会・関東支部の運営委員会(委員長=武田忠義・叶産業会長)は17日、都内中央区の東京鉄構工業協同組合で委員会を開催。近隣他支部ファブとの対話・情報交換の推進をもって、改善が進んだ鉄骨受注環境の維持に努めていく方針を決めた。
(写真=他支部との交流で情報交換を進め、受注環境の維持につなげる方針を決定。今年度は東北支部に交流会開催を申し入れる)
年度明け以降、一段落がみられたファブの工場稼働率・手持ち量が、夏場を迎え再び活況を呈しつつある。なかでも首都圏や大手ファブで同傾向が顕著で、量はSグレードで来夏まで、Hグレードでは年度内を確保しているファブも少なくない。見積もり件数も多く、「断るのにも苦労している」という状況にある。
(写真=都内で建設中の超高層ビル)