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手持ち量、稼働率の低下が継続

  • 各社とも懸命に採算維持に努力
    関係者の多くが「今が大底」

 24年度の鉄骨需要量は前年比6・5%減の約366万㌧と2年連続で400万㌧を割り込んだ。リーマン・ショック直後の09年度実績(約391万㌧)をも下回る数値となり、極めて厳しい需要環境が続いている。鉄骨ファブ各社も企業規模を問わず全体的に手持ち量、稼働率の低下傾向が継続している。
 先行きは国内の景気によるところが大きいが、労働人口の低下などで低迷の長期化が予想される。

2025年5月19日号 NO.2240

2025年5月19日号 NO.2240

●輸入鉄骨について意見交換/近畿ハイグレード会
●24年度実績は3万9064㌧/鉄塔需要
●17期2年目の活動スタート/全青会がウェブ理事会
●新会長に妙中隆之氏/日本溶接材料工業会が総会
●25年夏期一時金方針など決める/全国鉄労協が代表者大会
●鉄骨技術フォーラム24⑬/めっき端部のはつり・回し溶接
●クローズアップ/BIM活用の可能性と課題①
●地区別鉄骨景況/全国各地の動向調査
●鉄骨需要量を新たな視点で検証/鉄連・需給調査委
●総会議案書の内容を審議/神奈川県鉄構業協組
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24年度鉄骨需要は全規模で減少

  • 大型の事務所、工場分野が後退
    年後半の回復に期待も不透明

 国土交通省の建築着工統計による24年度の推定鉄骨需要量は前年比6・5%減の365万5321㌧で2年連続の400万㌧割れとなった。1960年代半ばのいわゆるわが国の高度成長期までさかのぼる記録的な水準であり、極めて厳しい需要局面を迎えた。
 今後の需要展望に関しては、「今が大底で年後半以降に大型再開発が再稼働する」との見方は多い。ただ、国内外の経済情勢が不透明で、動向を注視する必要がある。
(写真=24年度の推定鉄骨需要量は2年連続の400万㌧割れに(規模・使途別推移))
24年度の推定鉄骨需要量は2年連続の400万㌧割れに(規模・使途別推移)

2025年5月12日号 NO.2239

2025年5月12日号 NO.2239

●18道県が前年度比で増加/24年度都道府県別鉄骨需要量
●鉄骨需要は22都道府県で増加/3月都道府県別着工統計
●24年度鋼橋受注実績は12万2222㌧/日本橋梁建設協会
●小山第一工場(栃木)の塗装工場第一期工事が完了/巴コーポレーション
●25年度総会議案を最終確認/東構協が理事会
●定款改訂で副会長増員を決定/鉄骨現場溶接協会
●特集/紙上鉄構展
●鉄骨を支える企業探訪3/ファブサポート・エムケー(大阪)
●24年度粗鋼生産8295万㌧/日本鉄鋼連盟
●旭鋲螺製作所で工場見学会/Dスルー施工連絡会
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24年度鉄骨需要量は約366万㌧

  • 2年連続の400万㌧割れ
    大型物件需要の失速目立つ

 国土交通省の建築着工統計から算定した2024年度の推定鉄骨需要量は365万5321㌧(前年度比6・5%減)と2年連続の400万㌧割れとなった。鉄骨造の採用が拡大した高度経済成長期当時と同レベルで、数値的には極めて厳しい業界環境を迎えているといえそうだ。
 今年後半以降の需要回復に期待が寄せられているが、大幅な計画変更も散見され、経済情勢も流動的なため、今後の動向は極めて不透明な状況にある。
(写真=再開発が進む東京・日本橋の風景)
再開発が進む東京・日本橋の風景

2025年5月5日号 NO.2238

2025年5月5日号 NO.2238

●24年度の推定鉄骨需要量/過去にない記録的な低水準
●推定鉄骨需要量は約31万㌧/国土交通省3月着工統計
●ウェブで定例会を開催/全構協・九州支部
●総会と模範従業員表彰を開催/ZSK東京支部
●インテグラルが資本参加/ヤマネ鉄工建設(山口)
●非破壊検査会社File⑤/北日本非破壊検査(新潟)
●鉄骨技術フォーラム24⑫/AWロボオペ検定の合否判定
●大賞は布野修司、桝田佳寛、吉田治典の3氏/建築学会
●特集/現場溶接
●「厳しい時こそ相互の協力を」/群馬県鐵構業協組
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2025年5月号 VOL.38 NO.444

・[特集] 鉄骨造建築の柱材・柱形式
・[特集] 街並みに映える耐震補強
・[gallery] 虎ノ門ヒルズステーションタワー
・[論文] 虎ノ門ヒルズステーションタワー
・[鉄のデザイン] グラウンド・ルーフ
・[鉄のデザイン] 富士山の住宅
・[人HUMAN] 山口 幸治さん

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2025年4月28日号 NO.2237

2025年4月28日号 NO.2237

●全構協統一見積条件書の採用呼び掛け/全構協・近畿支部
●通常総会の内容など審議/東北鉄構工業連合会
●H形鋼は11万3000円/物調4月資材価格調査
●ウェブ併用で委員会を開催/全構協・関東支部運営委
●価格据え置きは6カ月連続に/日本製鉄のH形鋼販売
●建設用鋼材3000円値下げ/東京製鉄の5月契約
●第34回全国大会 IN仙台/全国鐵構工業協会 青年部会
●鉄骨技術フォーラム24⑪/軽量形鋼への高力ボルト使用
●収益「黒字」「若干黒字」47%/全鉄連 4月業況アンケート
●40・6%の企業が収益「減少」/浦安鉄鋼団地3月景況
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全国から330人が参集

  • 全青会が仙台で全国大会
    「本音で話せる仲間づくりを」

 『~復興から未来へ~東北の創造力 鉄で描く未来』をスローガンに掲げた全国鐵構工業協会 青年部会(略称・全青会、会長=坂本泰雄・坂本建設社長、構成員数910名)の第34回全国大会が19日、宮城県のホテルメトロポリタン仙台で開催された。全国各都道府県鉄構組合の青年部代表のほか、全構協の永井毅会長ら三役、地元・東北各県組合の幹部ら来賓を含め総勢330人が参集し、業界が直面する難局の打開と永続的な発展に向けて思いを一つにした。
(写真=全国から330人が参集)
全国から330人が参集

建築鉄骨検査技術者学科試験問題集(新刊)販売開始のお知らせ

『建築鉄骨検査技術者〈製品・超音波〉学科試験問題と解説集 2025年版』の販売を開始します。