
2019年2月号 VOL.32 NO.369
・[特集1] 鉄骨造建築の基礎
・[特集2] 再開発プロジェクト2019 Part.2
・[gallery] 横浜市の変貌
・[Topics] JSC 新国立競技場-建設工事が順調に進む
・[Topics] 東京工業大学 「Archi-neering design Forum」を開催
・[News] アマダホールディングス 富士宮市と土岐市に新工場を相次いで建設
・[News] JFEスチール 「JBCR385」を開発し、設計法で評定取得
約220人が集い「賀詞交歓会」
- 全国鐵構工業協会
団結と協会活動の理解を求める
全国鐵構工業協会(会長=米森昭夫・ヨネモリ会長)は18日、東京・中央区の鉄鋼会館で会員、来賓など関係者約220人を集め、平成31年新年賀詞交歓会を開催した。
米森会長は、賀詞交歓会前に開いた理事長会のあいさつで「今年は品質管理体制委員会で検討してきた事案の〝実行の年〞としたい。また、昨年末に設立した鉄骨関連3資格を一元的に管理運用する鉄骨技術者教育センターで溶接技術者・技能者の講習や教育活動にも取り組みたい」と積極的な姿勢をみせた。さらに、女性活躍策検討WGにおける女性活用とPR、新入社員教育用マニュアル作成、高規格材鉄骨製作支援制度など事業活動の説明後、「今年の鉄骨需要量は520〜530万㌧と昨年並みで推移するものと予想される。全体の仕事量はあるので焦らず、構成員相互で協力しながら対応していただきたい」と業界の団結と協会活動へ理解を求めた。
(写真=あいさつを述べる米森会長(左)、玉木顧問が乾杯の発声(右))
新年交礼会に510人が集う
- 日本橋梁建設協会
「地域の象徴となる大型案件が不可欠」
日本橋梁建設協会(会長=坂本眞・日本ファブテック特別顧問)は10日、東京・平河町の都市センターホテルで新年交礼会を開き、会員をはじめ官公庁、関連団体など約510人が参集した。
あいさつに立った坂本会長は"鋼橋技術を後世に伝えていくことが協会の使命"と前置きし、「そのためには長期安定的な発注が重要だが、若者に夢と希望を与えることができる吊り橋や斜張橋などの地域のシンボルとなる大型プロジェクトが欠かせない。昨年、大阪湾岸道路西伸部の事業化が決定し、大学では橋梁分野を志す学生が増えてきたという」と指摘。「担い手の確保に向けた働き方改革、安全性および生産性の向上などにも引き続き取り組んでいく。ライフサイクルコストに優れた100年橋梁を安全につくり、守ることができる世界に誇る橋梁技術で、社会に貢献する協会としてさらなる研さんを重ねていく」と述べた。
(写真=会員をはじめ官公庁、関連団体などから約510人が参集)

2019年1月21日号 NO.1910
●S造は24県で増加/11月の都道府県別着工統計
●橋本英二氏が新社長に就任/新日鉄住金
●3社協働で山積み平準化/今野製作所(宮城)
●「梁ロボ」など導入/赤木鉄工所(宮崎)
●新春・トップが語る19年わが社の方針 山本明、妙中隆之、濵本康司、森本慶樹、田所雅彦、竹田雄一、杉本真一、宇佐美雄一朗、児玉克、渡部康二、古里龍平、徳田宏、近藤勝彦、波田邦宏、市野登、宮本信太郎、播磨裕敏、近藤健司、小林茂、関和典、小林正

2019年1月14日号 NO.1909
●推定鉄骨需要は約42万㌧/国交省11月着工統計
●西日本の19年鉄骨需要/大型物件は「旺盛」な展開
●「次世代のための非破壊検査セミナー」/CIW検査業協会
●新春インタビュー/19年わが社の方針/里 嘉郎、那須 七信、西村 悟、村上 信行、川畑 篤敬、今村 清志、田邉 孝治、田邊 寛隆、柴田 孝司、遠藤 善哉、得田 儀生、山本 卓司、南村 重人、廣澤 浩一
賀詞交歓会に450人参集
- 鉄骨建設業協会
業界の地位向上など積極推進
鉄骨建設業協会(会長=田中進・駒井ハルテック社長)は9日、東京都千代田区のホテル グランドアーク半蔵門に会員や賛助会員、来賓ら業界関係者約450人を集め、新年賀詞交歓会を開催した。
冒頭のあいさつで田中会長は、わが国の経済情勢、鉄骨業界の需要動向などを説明した後、「建設労働人口の減少による人手の不足や後継者問題、労務・資材・輸送費の高騰、調達納期の長期化などの経営課題が深刻化している」と述べ、これらの課題を踏まえ、①鉄骨業界の地位の向上②生産性向上および働き方改革③安全と品質の確保――の3つの重点活動テーマに積極的に取り組む姿勢を示した。
(写真=会員や賛助会員、来賓ら業界関係者約450人が出席)
18年度鋼道路橋は22万㌧
- 海外事業も積極展開へ
引き続き鋼橋の魅力をアピール
昨年度、再び20万㌧の大台を回復した鋼道路橋。関係者はひと安心といった橋梁業界。18年度は、上期の時点では道路橋が前年度同期比31・7%増の約14万㌧。東日本高速道路、中日本高速道路、西日本高速道路の3社が大幅増加となったことによるもの。下期は、高速道路暫定開業区間の4車線化工事などをはじめ、大規模更新事業が堅調に出件すると見込まれ、昨年度より微増の22万㌧と予測。ただ、新設橋梁の需要は目立つ大型プロジェクトもなく、依然、厳しい状況が続くとしている。
(写真=今回完成した天城橋(左)、天門橋(右)。発注者・熊本県(写真提供:横河ブリッジ))

2019年1月7日号 NO.1908
●新春特集企画「要求品質」私はこう思う
●19年課題と方針を聞く/白井 清広、橋本 伸一郎、横山 丈夫、早野 裕次郎、宇山 孝貴、稲田 達夫、松村 康人、逸見 俊一、石原 慶明、寺門 均、犬伏 昭、大迫 敏也、大川 英行、箕村 理、天雲 博樹、阪上 正章、福岡 賢
●新春特集企画「需給ひっ迫に立ち向かう」
●《亥年》年男登場

2019年1月1日号 NO.1907
●新春インタビュー/鉄骨建設業協会・田中進会長
●新春インタビュー/全国鐵構工業協会・米森昭夫会長
●19年新春インタビュー 淡野 博久、大熊 久理子、緑川 光正、田中 剛、坂本 眞、深沢 隆、中原 稔、一戸 康生、粟飯原 周二、森高 英夫、藤野 陽三、黒川 剛志、緒方 隆昌、妙中 隆之、沖 健、山口 種美、松下 眞治、岡田 直矢、小室 節夫、染矢 利幸
●《亥年》年男登場
2019年の鉄骨業界を展望
- 今年も高水準の需要が継続
中期展望では極めて重要な年に
18暦年の鉄骨需要は、このペースで進めば530万㌧前後の数値となる見込みだ。「上期需要が下期にずれ込んだ影響もあり、全国的にファブの工場稼働率が高止まりしている状況にある」(関係者)とされる。今春から夏場まで大型物件の端境期とする指摘もあるが、工場・物流倉庫など大型物件の全国的な出件に加え、地方でも都市部を中心に再開発が具体化、高水準で継続するものと予想される。ただ、建設業全体の対応能力などの問題もあり、今年も530万㌧前後とする意見が大勢を占める。「今年は東京五輪閉幕後の需要増大に伴う問題が露呈する年。ファブ業界が抱える多くの課題と併せて今以上に緊張感が高まる可能性もある」(関係者)の声も聞かれる。中期展望からは極めて重要な年となりそうだ。