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地域や規模で需要の格差

  • 目立つ採算重視の営業姿勢
    山積の課題対応策に注目

 夏場を迎えて昨年末から停滞感が漂っていた鉄骨需要は、ようやく先行きが見え始めた。現在、平均でS・Hグレードが6〜12カ月以上、Mグレードが3〜5カ月、Rグレードで2〜3カ月の仕事量を確保、少なかった見積もりも徐々に回復傾向にある。
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鉄建協/全構協

  • 業界健全化へ、共同陳情をスタート
    工事施工円滑化への対応など求める

 鉄骨建設業協会(会長=川田忠裕・川田工業社長)と全国鐵構工業協会(会長=米森昭夫・ヨネモリ会長)の鉄骨ファブ2団体は、先月19日から東京地区の主要設計事務所、ゼネコン、ミルメーカー、設計団体、建設業団体に対する陳情活動をスタートさせた。今月上旬までに両団体代表者が23の企業・団体を訪問し、ファブ業界の健全化に向けた各種対応を求めていく。
(写真=大手ゼネコンでの陳情のもよう)
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2016年8月1日号 NO.1781

●アイ・テック安全協力会/功労者表彰式を開催
●国交省・第4四半期の建築確認/安定的な増加傾向
●新専務理事/鉄骨建設業協会・浜野芳照氏
●鉄建協/全構協の共同陳情/「工期・工程遵守」を
●NSSB東京鉄構会/「第1回技術連絡会」を開催
●日本建設業連合会/第57回BCS賞・17件が決定
●夏期特集①/「若手入職難」フアブの取り組み
●夏期特集②/製造現場を支える機械設備
●近畿版
●中国版
●アキテック(埼玉)/P柱アンカーの技術評価改訂
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2016年8月号 VOL.29 NO.339

・[特集] コンピューターと設計・施工の効率化
・[gallery] 成田富里徳洲会病院
・[論文] 成田富里徳洲会病院
・[News] 熊本地震―住宅被害は全・半壊などで15万棟
・[News] JSC 新国立競技場建設、基本設計終え模型を公開
・[News] JSCA 第27回JSCA賞。村上氏が「作品賞」を受賞
・[人HUMAN] 大越 潤さん

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『愛の献血運動』を展開

  • 2工場の見学会を実施
    栃木県鉄構工業会・青年部

 栃木県鉄構工業会の青年部(会長=小松芳充・小松鐵工所社長)は14日、宇都宮市元今泉の栃木県立宇都宮産業展示館・マロニエプラザで「愛の献血運動」を展開するとともに、工業会会員2社の工場見学会を実施した。

 献血活動は、宇都宮市管工事業協同組合青年部会、栃木県造園建設業協会青年部会の3団体との共催で実施しているもの。社会奉仕活動の一環として、栃木県建築士会・栃木県建築士事務所協会などが主催している「栃木県建設展」に合わせて行っている。当日は、小松会長をはじめ、上野貴成副会長(上陽工業取締役鉄構事業部長)など約20名の青年部会員や賛助会員が献血活動に参加、展示会来場者に献血の呼びかけを実施し、約40名が献血を行った。
(写真=愛の献血運動のもよう)
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2016年7月25日号 NO.1780

●溶融亜鉛鍍金協会/『BCPめっき割れ』緊急調査
●H形鋼は6万8000円/物調の7月資材価格調査
●全構協・新執行部体制を協議/熊本地震見舞金百万円
●インタビュー/経産省金属課・山下隆也課長に聞く
●インタビュー/非破壊検査協会・緒方隆昌会長に聞く
●エスイー鉄建/丸互(新潟)の「鉄骨事業」を買収
●出雲テック(大阪)/創立25周年記念・安全大会
●ビクセル(福島)/本社に隣接、新工場を建設
●全構協正会員(鉄構組合)/16年度役員名簿
●関東版
●中部版
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年間生産高は計約113万㌧

  • 全構協・関東支部運営委
    579社を対象に調査集計

 全国鐵構工業協会・関東支部の運営委員会(委員長=武田忠義・叶産業会長)は7日、東京・中央区の東京鉄構工業協同組合で定例委員会を開き、関東1都9県の実質年間生産高の集計結果を公表した。調査結果では合計約113万㌧(推定)となり、これを国土交通省の着工統計による同地区の15年度需要実績(約184万㌧)と照合、「約70 万㌧が他県ファブや他団体ファブに流出していると推測される」とし、データの活用方法と今後の継続実施を協議した。
(写真=全構協・関東支部運営委員会のもよう)
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2016年7月18日号 NO.1779

●日越・共同出資会社/第1期生19名が国内ファブに
●S造は31県で増加/5月の都道府県別着工統計
●全構協・鉄建協/全国6会場で「検査技術者試験」
●佐野鉄工所(千葉)/社長就任記念パーティを開催
●二唐刃物鍛造所(青森)/「弘前ねぷた」の躯体製作
●Hグレード工場ルポ/㈱武末鉄工所(福岡県)
●飯田製作所(東京)/一次加工ラインを再構築
●エンドタブ特集/中小鉄骨では固形タブが主流
●北海道版
●東北版
●新鉄構企業訪問/松大産業㈱(新潟県)
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2016年7月11日号 NO.1778

●首都圏の一極集中より顕著に/「規模と地域格差」
●5月の鉄骨需要は約49万㌧/国交省建築着工統計
●鉄骨評価センター/東京鐵骨橋梁熊谷工場など適合に
●新理事長/福島県鉄構工業組合・渡辺勝氏
●新潟県溶接協会/優勝は阿部、佐藤、倉島の3氏
●新理事長/宮崎県鉄構工業会・阿萬正紀氏
●日本溶接協会/若者・女性向けPR活動を展開
●新都市ハウジング協会/28年度CFT構造賞6件
●メタルプロダクツ(山形)/ブマコフ駐日大使が来訪
●関東版
●近畿版
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強まる鉄骨需要の物件大型化

  • 大手ファブに仕事集中の傾向
    目立つ製作協力、商社依存

 業界関係者の「建築鉄骨の大型化傾向が顕著になっている」との指摘が多いが、15年度需要の物件規模別の内訳で延床面積1万平方㍍以上のみが伸び(前年度比2・4%増)、それを数値上からも裏付ける結果となっている。

 用途別で需要の伸びが目立ったのは事務所、工場、学校、病院など。5年前の10年度実績で1万平方㍍以上の全体構成比率は約19・7%だったが、15年度では同約25・7%と6ポイントアップ、これに伴い、1万平方㍍以下がシェアを下げたことになり、ここ数年の推移からも物件の大型化が一層進んだことになる。
(写真=建設が進む都内の大型プロジェクト(写真と本文は関係ありません))
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